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木更津総合33年ぶり全国 軟式野球 全国高校選手権南関東大会

8/7(月) 10:05配信

千葉日報オンライン

 第62回全国高校軟式野球選手権南関東大会第2日は、袖ケ浦市営球場で決勝が行われた。千葉県代表の木更津総合が4-0で慶応(神奈川)を破り、木更津中央時代の1984年以来、33年ぶり4度目の優勝、全国選手権出場を決めた。

 木更津総合は三回、渡辺が死球で出塁。続く山口の内野安打などで1死二、三塁とし、井上が2試合連続のランニングホームランを放ち、3点先制。加藤航、斉藤の好投も光り、3安打で逃げ切った。

 全国選手権は24日から、兵庫県の明石トーカロ球場などで行われる。

 ▽決勝

慶応(神奈川)
000000000─0
00310000×─4
木更津総合
(慶)中野、山元-石見
(木)加藤航、斉藤-吉野、渡辺
▽本塁打 井上(木)
▽三塁打 小川(木)

◆「強さアピールしたい」

 九回表2死。高く打ち上がった白球を木更津総合の捕手渡辺拓也がしっかりとキャッチ。全国への切符を手にした瞬間、会場から拍手と歓声が湧き上がった。軽込光監督は「いけるという自信があった」と胸を張った。

 準決勝に続き、好投が光った加藤航大と斉藤晴人。慶応とは春季関東大会で逆転負けを喫した苦い過去があった。そこから相手打者のくせを分析。「バッターがどこへ飛ばすか話し合った」と斉藤。試合中にも互いに声を掛け合い、被安打はわずかに3。得点を許さなかった。

 二人は学校の休み時間にクラスを行き来するほどの仲。加藤航は「いいライバルかな」と笑い、顔を見合わせた。

 主将の井上泰我は投手を後押しするようにバットで活躍。三回1死二、三塁で打席に立つと2球目の甘いスライダーをすくい上げた。打球は中堅手の頭上を越え、2試合連続のランニングホームラン。「行くと思わなかった」と驚きつつも勝利を喜んだ。

 指揮官は全国の大舞台に向け「一戦必勝」を掲げ、活躍を誓う。主将は「軟式の強さをアピールしたい」と意気込んだ。

◆折り鶴に思い託す

 「全国大会へ連れていってほしい」。試合終了後、球場の外では神奈川県代表の慶応ナインから木更津総合へ、特別な“贈り物”があった。

 渡されたのは神奈川県大会で敗れたチームから引き継いだ、勝利を願う色とりどりの折り鶴。慶応の兵地祐人主将は、悔しさをにじませるも「(木更津総合は)しっかり勝ってくれると思う」と夢を託す。

 木更津総合の斉藤晴人は「テッペンまで連れて行ってあげなきゃ」と表情を引き締める。渡された折り鶴と思いをしっかりと受け取り、両チームは互いの健闘をたたえて笑い合った。

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