ここから本文です

経産省ヒアの7~9月鉄鋼生産計画、粗鋼は微増の2640万トンと好調維持

8/7(月) 6:02配信

鉄鋼新聞

 経済産業省は4日、鉄鋼メーカーからヒアリングした今期(7~9月)生産計画の集計結果を発表した。計画によると粗鋼生産量は前期(4~6月)比1・3%増の2640万トン。前年同期比でも0・2%増となっており、鉄鋼メーカーの生産活動は今期も好調を維持する見込みだ。

 2600万トン超は6四半期連続。生産計画を織り込んだ今年度上半期の粗鋼生産量は前年度上半期並みの5248万トンとなる計算。
 経産省が7月初めに発表した7~9月期の需要見通しでは、粗鋼生産量は2629万トン。計画はこれを約10万トン上回った。同省は「国内外で好調に推移する鋼材需要を反映した計画」(小見山康二金属課長)とする一方、薄板3品を中心とする国内在庫の水準や、通商摩擦の発生リスクを踏まえた慎重な対応が必要としている。
 計画によると、鋼材生産量は普通鋼1820万トン、特殊鋼508万トンの計2327万トン。前期比、前年同期比でそれぞれ4・1%増、2・0%増の計画。国内では自動車や建設関連需要が好調に推移。輸出も自動車関連を中心に堅調に推移。こうした需要動向が計画に反映された形だ。
 普通鋼鋼材のうち国内向け生産は1193万トン。前期に比べ約37万トン増の計画。経産省によると、夏季減産に入った電炉メーカーが7万トン減となる一方、高炉メーカーが43万トン増を計画している。
H形鋼と小形棒鋼、前期並み維持
 経済産業省が集計した生産計画によると、7~9月期のH形鋼、小形棒鋼の生産量はそれぞれ94万トン、212万トン。前期比ではH形鋼が0・8%増、小棒が0・5%減と増減が分かれたが、いずれも小幅で、実質的には前期並みの水準が続く見込みだ。

最終更新:8/7(月) 6:02
鉄鋼新聞