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たくさん納めれば受給額もどんどん増える? 「ねんきん」のよくある勘違いを3つ紹介します。

8/7(月) 12:20配信

マネーの達人

国の年金は二階建て

■1階部分

国民年金保険料を払う、つまり会社員ではない人が対象です。

■2階部分

主に会社員が加入しており、条件を満たせばパートタイムの人も加入しています。

厚生年金保険料を払っていることで将来、国民年金に上乗せで受け取れる年金です。

学校の先生等は以前共済年金でしたが今は厚生年金に一元化されています。

■「年金」について、勘違いしていませんか?

もし間違っていて、それによって将来のあなたのねんきんに影響が出るならば、早めに軌道修正をかけた方がいいと思います。今回はその中から3つをご紹介します。

その1 年金保険料をたくさん納めれば受け取る年金額もどんどん増える?

正解は×です

年金保険料は報酬標準月額とそれに基づく等級によって年金保険料が決まります。

1等級(8万8000円)から31等級(62万円)まであります。

このルールに従って払っていきますがお給料がたくさんになっても等級にも上限はあるため、いくらでも年金額が増えるというものではありません。

■2人の会社員がいます。

どちらも22歳入社です。(大きな差になるよう年収を設定しています)

□■会社員Aさん(44歳)■□

現在の年収 700万弱

緩やかな賃金上昇ありとして、65歳からの年金額266万円。

□■会社員Bさん(44歳)■□

現在の年収 2000万円超

緩やかな賃金上昇ありとして、65歳からの年金額316万円。

□■結果■□

厚生年金保険料は等級が違うのでBさんの方がもちろん多く払っています。

その差は国民年金と厚生年金の合計年額で50万円。

月単位で見ると4万ちょっとの差額です。

その2 年金をもらうための年金保険料を納める期間が短縮。10年払えば安心できるほどの額が受け取れる?

正解は×です

・ 国民年金の保険料を納めた期間や免除されている期間
・ 会社員の期間
・ 合算対象期間(カラ期間)

を合計したものが25年必要でした。

これが10年(120月)でも受け取れるようになったというものです。

10年というのはあくまで「受け取れる権利」ができたということ。

実際の65歳から受け取れる年金額は20万ほど(年額)なので、より多く受け取れるよう、60歳から70歳未満の期間中、年金保険料を納める工夫が必要です。


■もし10年間免除などがなく保険料を納めていた場合

平成29年度の満額の老齢基礎年金は77万9300円

77万9300円 ÷ 480月 × 120月 = 19万4825円となります。

年間で20万円弱です。

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最終更新:8/7(月) 12:20
マネーの達人