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夏の野球大会ここにもあり!工作機械業界の頂点は?

8/7(月) 9:47配信

ニュースイッチ

コマツNTCが連覇

 日本工作機械工業会(日工会)が主催する「第58回野球大会」は、コマツNTC(富山県南砺市)が初優勝を狙うオークマを破り、2連覇を果たした。2010―16年に5度の優勝を誇るコマツNTCは、2回戦で浜井産業に7点を奪われたが、決勝では手堅い守備でオークマを完封した。コマツNTCの大会制覇は前身の日平産業時代を含め、7度目となる。

 最高殊勲選手はコマツNTCの小林真吾投手が選ばれた。同チームの藤沢正隆監督は「守備から流れを作るうちの野球ができた」と振り返り「チーム最高に並ぶ3連覇を狙いたい」と意欲をみせた。

 閉会式で石丸雍二日工会専務理事は「最後まで気の抜けない好ゲームが多かった。今大会で得たことを職場に持ち帰り、来年も盛大な会にしてほしい」と呼びかけた。

<主な試合結果と順位は次の通り>

《決勝》コマツNTC3―0オークマ
《準決勝》シチズンマシナリー0―7コマツNTC
     ジェイテクト3―10オークマ
《3位決定戦》ジェイテクト2―0シチズンマシナリー
《5位決定戦》ヤマザキマザック4―8DMG森精機

<順位>
【優勝】▽コマツNTC【準優勝】▽オークマ【3位】▽ジェイテクト【4位】▽シチズンマシナリー【5位】▽DMG森精機【6位】▽ヤマザキマザック【7位】▽牧野フライス製作所【8位】▽浜井産業【9位】▽三井精機工業

受注も好調。下期に向け「悪い材料はない」

 日工会によると、1―6月の工作機械受注実績(確報値)は、前年同期比21・1%増の7642億1500万円だった。2年ぶりの増加で、1―6月としては過去4番目の高水準だ。「今年に入り、中国の景気回復が続いた」(石丸専務理事)ことなどで、日工会が年初に予測した年間1兆3500億円を上回るペースとなった。

 内需は同11・1%増の2869億6100万円で2年ぶりの増加だ。大企業だけでなく、中小企業の設備投資も進んだ。主要4業種は一般機械、自動車、電気・精密が増加。うち半導体関連などの電気・精密分野の投資が活発で、同34・4%増と大きく伸びた。

 外需は同28・1%増の4772億5400万円で2年ぶりの増加。北米は微減だが、アジア、欧州が増えた。アジアは中国市場が勢いを取り戻し、加えてスマートフォン(スマホ)向けの設備投資が上乗せした。中国は同92・6%増の1705億2300万円とほぼ2倍に膨らんだ。

 6月単月は過去3番目の高水準で、外需は6月の過去最高を記録。中国のスマホ特需のほか、インド、トルコなどで自動車関連、カナダで航空機関連の大型受注があった。インドの案件はジェイテクトなどが受注した。

 7―12月は「今のところ悪い材料はない」(石丸専務理事)としている。