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国交省、低温物流のコンテナ 737用開発で輸出拡大図る

8/8(火) 19:27配信

Aviation Wire

 国土交通省は8月7日、地方からの農作物などを輸出する航空保冷コンテナの研究開発に着手すると発表した。定温物流のコンテナなどを手がける東プレ(5975)などと研究し、地方から海外までのコールドチェーン(低温物流)の提供を目指す。

【既存の貨物コンテナに未対応の737の貨物室】

 現在、地方から農林水産物や食品を航空便で輸出する場合、国内線で使用するボーイング737型機に対応する航空保冷コンテナがないため、最寄りの国際拠点空港などにトラックで輸送している。海外向けの航空保冷コンテナは、ドライアイスの冷気をファンでコンテナ内に循環させる方法が主流で、温度管理の精度に限界がある。

 研究開発するコンテナは、国内線用737向けの小型保冷コンテナと、国際線で使用する「LD-3」コンテナの2種類。737は、LD-3など既存の航空貨物用コンテナの搭載に対応していないため、現在は737用の小型保冷コンテナはなく、新規で研究開発を進める。LD-3は現在の定温から、任意の温度に設定して輸送できるようにする。

 国際拠点空港までは小型保冷コンテナで輸送し、拠点空港で国際線用のLD-3に移し替えて輸出する。

 国交省は東プレのほか、東プレグループのトプレック(東京・日本橋)、ヤマト運輸の3社と協力し研究を進める。今年度から2018年度まで開発を進め、2019年度で実証し、改良する。

 4者はドライアイスを使用せず、低温輸送できるコンテナを研究する。地方から海外までの一貫したコールドチェーンを提供することで、輸送時間を短縮し、食品の輸出拡大を図る。

Yusuke KOHASE

最終更新:8/8(火) 19:27
Aviation Wire