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台湾最長の地下書店街「誠品R79」開業 台北市長が感謝

8/8(火) 16:04配信

中央社フォーカス台湾

(台北 8日 中央社)創業28年の台湾の書店大手、誠品書店を展開する誠品(台北市)は7日、台北メトロ(MRT)中山駅と双連駅をつなぐ中山地下街に全長300メートル近い台湾最長の地下書店街「誠品R79」を正式開業した。柯文哲台北市長は「誠品との提携は官民連携の最高の成功例」だとたたえた。

約20年の歴史がある中山地下書店街は誠品によってリニューアルされ、「誠品R79」として生まれ変わった。先月15日のプレオープン以来、来訪者は50万人を突破。「誠品R79」という名前は中山地下街の出口R7とR9に由来する。

この日、正式開業式が行われ、柯市長はユニバーシアード台北大会(8月19~30日)の開催を前に、台北に誠品R79という新しいスポットができたのは喜ばしいことだとあいさつ。「誠品の協力に感謝の意を表したい」と述べた。

式には、先月死去した誠品の創業者、呉清友氏の娘で、同社の董事長(会長)に就任した呉旻潔氏も出席。先月下旬に行われた清友氏を偲ぶ会以降、公の場に姿を見せるのは初めてだったため、注目が集まった。旻潔氏は、清友氏が生前、誠品R79について、公共性への配慮を最優先にし、金儲けを後回しにするよう語っていたエピソードを明かした。

誠品R79は落ち着きのある色合いを採用していた従来の誠品とは異なり、赤、緑、黄、青などの鮮やかな色で空間が彩られた。エリアはテーマごとに5つに分かれる。また、新たな試みとして、「読書職人」が選んだ本を紹介するコーナーも設けられている。

この日、台北市では午後2時前に今年の台湾全国最高気温となる38.5度を観測。誠品R79を訪れたある買い物客は「地下書店街は涼しくて、読書したり、買い物をしたりするのに快適な空間」と話した。

(楊明珠)