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【ブリヂストン招待】松山神がかり61で逆転V 全米プロでのメジャー初制覇に弾み

8/8(火) 11:00配信

東スポWeb

【オハイオ州アクロン6日(日本時間7日)発】男子ゴルフの世界選手権シリーズ(WGC)「ブリヂストン招待」最終日(ファイアストーンCC=パー70)、首位と2打差4位でスタートした松山英樹(25=LEXUS)は1イーグル、7バーディーの61(コースレコード)で回り、通算16アンダーで2月の「フェニックスオープン」以来となる米ツアー5勝目、WGC2勝目を挙げた。今週のメジャー「全米プロゴルフ選手権」での初メジャー制覇に大きな弾みをつけた。

 最終18番パー4でウイニングパットを決めると、右拳を握りしめてガッツポーズ。3連続バーディー締めでコースレコードタイの61で回って圧倒的な強さを見せつけた。世界のトップ選手が集まるWGCで2位に5打差をつける優勝を飾った。

 通称“モンスター”と呼ばれる667ヤードの16番パー5をねじ伏せて優勝をたぐり寄せた。右ラフからの2打目を残り100ヤードまで刻み、3打目を1メートルにピタリと寄せてこれをきっちり決めた。残り2ホールで2位と3打差にし、さらに17番パー4もバーディーを奪取して、リードを“安全圏”まで広げた。

 前半からエンジン全開だった。2番パー5でグリーン左のラフから19ヤードを沈めるチップインイーグルとなり、首位をとらえる。勢いに乗った松山は、続く3番パー4で2打目を90センチに寄せて楽々バーディー。さらに6番パー4で3・5メートル、9番パー4で2メートルのバーディーパットを沈め、前半だけで5つスコアを伸ばしてトップで折り返した。

 昨年10月の「HSBCチャンピオンズ」に続くWGC今季2勝目。同一シーズンのWGC複数回優勝は、今季のダスティン・ジョンソン(33=米国)、6度達成のタイガー・ウッズ(41)、2009年のフィル・ミケルソン(47)に続く快挙だ。年間ポイントランクも首位に返り咲いた。それでも松山はいつもの“ネガティブトーク”全開だった。「スタート前はパープレーだったら最高という状態。いつ曲がってミスするのか不安で仕方なかったけど、大きなミスもなくてよかった。1番をしのいで、2番(でイーグル)を取れて波に乗ってやれた」

 日に日に鋭さを増した持ち味であるショットも優勝に大きく貢献したが、パターの変更も吉と出た。エースのピン型からマレット型に変えたことでストロークが安定。この日はチャンスをことごとく沈めるなど、徐々に自分のものにしていった。苦手なパッティングがうまくいったことも圧勝につながった。今週の「全米プロ選手権」は、ピン型に戻す可能性もあり、パターの選択も成績のカギとなりそうだ。

 いずれにしてもこの優勝が、悲願の日本人初メジャーへ最大の追い風になるのは間違いない。強豪揃いの米ツアーでもトップクラスの実力であることは証明しているが、足りないのはメジャータイトル。6月の全米オープンでは、メジャー自己最高位の2位になり、あと一歩届かなかったが、「何人もの日本人がチャレンジして取れていないものを取れるよう頑張りたい」と悲願達成へ意気込んだ。

★6月の全米オープンでメジャー自己最高2位=松山は今季メジャー初戦・マスターズ(4月)で11位。15年大会の5位、16年大会の7位に続く3年連続のトップ10入りは逃したが、最終日に7バーディー、2ボギーの67をマークして意地を見せた。

 6月の全米オープンでは、通算12アンダーでメジャー自己最高の2位に入った。最終日は首位と6打差の14位からスタート。8バーディー、2ボギーの66と猛追したが、あと一歩及ばなかった。それでも世界ランク2位に浮上した。

 7月の全英オープンは14位。7打差を追った最終日の第1打をOBとし、早々に優勝争いから脱落し悔しい思いをした。嫌なムードを引きずることなく今大会を制覇。好調を維持する松山が、今度こそメジャー初制覇を狙う。

最終更新:8/8(火) 12:02
東スポWeb

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