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長寿の鍵は「前向き」 65歳以上1007人を調査 今帰仁村

8/8(火) 7:30配信

琉球新報

 肯定的な考え方をする人は長生きの傾向にある―。沖縄県今帰仁村が65歳以上を対象にした健康状態についてのアンケートと、その後の追跡調査で明らかになった。外出の機会が多い人は要介護状態になりにくいことも示され、健康長寿の村の実現に向け、大きなヒントとなり得る結果が出た。


 調査は村民の健康寿命を延ばすことを目的とした「今帰仁健康長寿村プロジェクト」の一環。2007年と12年にアンケートを実施し、両年とも回答のあった1007人を対象に16年まで要介護度や生死などを追跡調査した。

 7日、10年間の追跡調査の結果について栗盛(くりもり)須雅子聖徳大学教授(公衆衛生学)をはじめ専門家らが村保健センターで発表した。「病気は自ら予防できる」と考えている人は「そうではない」と回答した人に比べ、死亡リスクが56%減少した。また、要介護2以上でも「介助があれば外出できる」と答えた人は「できない」と答えた人に比べ、要介護状態が悪化するリスクが67%減少した。

 幸福感について、2回のアンケートとも「とても幸福」「まあまあ幸福」と答えた人が約8割いた。中でも「親族からの電話」「孫やひ孫に小遣いをあげること」などを楽しみにしていると答えた人は「とても幸福」の割合が高かった。

 栗盛教授は健康長寿のためには「病気は予防できると主体的に行動し、人との関わりを多く持ち、外出の機会を増やすことが重要だ」と話した。

琉球新報社

最終更新:8/8(火) 10:40
琉球新報