ここから本文です

<世界陸上>三段跳び山本「のまれた。悔しい」予選敗退

8/8(火) 5:14配信

毎日新聞

 【ロンドン小林悠太】陸上の世界選手権は第4日の7日、ロンドン競技場で男子三段跳び予選があり、山本凌雅(順大)が16メートル01で全体29位となり、上位12人による決勝に進めなかった。

 初の世界の舞台は力を出せずに終わった。1、2本目にファウルが続き、動揺を隠せない。最終試技の3本目は気持ちが守りに入り、記録こそ残ったが16メートル01。今季出した自己記録より86センチ悪かった。世界のトップ選手に囲まれ、「選手の勢いを感じ、のまれてしまった。悔しいです」とうつむいた。

 大学4年で日本代表になるまで成長したきっかけは2年前の冬だった。大学2年時に自己ベストを更新できず、「今の体に限界を感じた」と筋力トレーニングに取り組むと決めた。「自分で考えることが楽しい」という性格。トレーニング方法の情報は大学の同級生から集めていった。

 陸上部の投てき種目の友人から「体を大きくしたいなら空腹にならない方がいい」と言われると積極的に間食を取った。また、体操部の知人に「重い負荷をかけるより、自分の体重を支えること。フォームが大切」と聞き、トレーニングの質にもこだわった。

 上半身を中心に体重が5キロ以上増え、走り出しや跳躍のパワーが増した。今季は春先から好調で早々に世界選手権の参加標準記録(16メートル80)を突破した。

 しかし、心まではトレーニングで鍛えられない。世界大会で経験を重ねていくしかない。まだ、22歳。「悔しい気持ちが自分を強くしてくれた。忘れずに次に生かす」と力強く言い切った。

最終更新:8/8(火) 5:14
毎日新聞