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山梨市長逮捕 「公私混同」市民ら憤り 対応に追われる市職員

8/8(火) 7:55配信

産経新聞

 市職員採用試験で不正を行ったとして、山梨市長の望月清賢容疑者(70)が7日、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで警視庁に逮捕された。市役所では、容疑が報道された同日早朝から、幹部らが対応に追われた。望月容疑者は任意同行の直前、「職員に動揺しないよう伝えて」と話したという。元妻が架空の投資話で約3億7千万円をだまし取ったとして先月、東京地検に詐欺罪で起訴されたばかり。市民からは「即刻辞めてもらいたい」と憤る声も上がっている。

 山梨市役所に激震が走ったのは7日午前3時過ぎ。丸山一朗秘書人事課長がマスコミから問い合わせを受け、望月容疑者からも取材を避けるために「車を用意してほしい」と連絡が入った。

 午前7時過ぎには、報道陣が同容疑者の自宅に集まり、警視庁の捜査員とみられる男性2人が、自宅内に入る際にはカメラのシャッターを切る音が静寂な住宅街に響き渡った。

 同容疑者は間もなく任意同行され、捜査員とともに車で都内に向かった。

 突然の“市長不在”。しかも容疑は職員採用に関する不正とあって、市役所の秘書人事課には10人を超える記者が集まり、対応を求めた。

 望月容疑者の逮捕を受けて、午後1時半すぎ、会見を求める記者らに、丸山課長は「捜査の動向をみて対応します」と話すのが精いっぱいだった。

 本来なら公務を代行する飯島尚敏副市長も警視庁の聴取を受けて不在。市は夕方まで記者会見を開けない状況が続いた。8日夕まで副市長が不在の場合、公務は総務課長が代行する。市が同夕、市議会の全員協議会に経緯を報告した。

 市長逮捕を報道で知った市民も、大きな衝撃を受けた。元郵便局職員の男性(73)は「市長が採用試験で不正するなど許せない。即刻辞めてほしい」と憤った。

 飲食店経営の女性(56)も望月容疑者について「お金に関する良くない噂が広がっていた。内容をしっかり捜査当局に話してほしい」と語り、事件の解明を求めた。

最終更新:8/8(火) 7:55
産経新聞