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花巻東高校の先輩VS後輩! 菊池と大谷、どちらが先にメジャーの舞台に立つか

8/8(火) 16:56配信

夕刊フジ

 【江尻良文の快説・怪説】

 ソフトバンクと楽天の2強レースに突如乱入、首位まで5・5ゲーム差、2位までは4ゲーム差に迫ってきたミラクル西武(7日現在)。ハーラートップタイの11勝、1・96で防御率1位のエース菊池雄星(26)が投の主役だ。対照的に、故障禍で二刀流返上状態の日本ハム・大谷翔平(23)。花巻東高の先輩vs後輩は明暗逆転劇だ。

 そもそも高校球界のスーパースターとして、史上初めて卒業即メジャーに挑戦しようとしたのが先輩左腕の菊池の方。大谷が花巻東へ入学したのも菊池に憧れたからだ。

 V9巨人のエースで辛口で知られる堀内恒夫氏が、花巻東時代の菊池をナマで初視察して仰天、こう大絶賛した。「こんな身体能力抜群の左投手は、カネさん(プロ通算400勝の金田正一氏)以来見たことがない。即戦力間違いなし。1年目から2ケタ勝てる」

 ところが西武入団1年目の春のキャンプでいきなり左肩を痛めるアクシデントを起こし、ケガとの闘いになった。2年目の11年が4勝1敗、以後も12年4勝3敗1セーブ、13年9勝4敗、14年5勝11敗、15年9勝10敗。

 その間、「純朴な地方出の青年が都会のネオン街におぼれている」というよからぬウワサも飛び交った。だがプロ入り7年目の昨季、ようやく12勝7敗と念願の2ケタ勝利を記録。6月24日に入籍した瑠美夫人(元フリーアナウンサー)の存在が大きかったのだろう。そして将来的なメジャー挑戦を口にしている。

 先輩・菊池が実現できなかった高卒即メジャー挑戦を口にした大谷も、「初めての本格的な二刀流に挑戦」という日本ハムの口説き文句で日本球界入り。入団4年目の昨季、投手で10勝4敗、防御率1・86、打者としても打率3割2分2厘、22本塁打を記録。球団史上4年ぶりのリーグ優勝の立役者として初のMVPを獲得した。

 今オフにはポスティングシステムでメジャー入りが確実視されているが、二刀流の勤続疲労もあり、ケガの連続で完全復帰へいまだに悪戦苦闘している。「どんなに才能があっても故障が多くては一流選手にはなれない。無事之名馬だ」というのが球界の定説だ。

 菊池と大谷。どちらが先にメジャーの舞台に立つか、にわかに予断を許さなくなってきた。(江尻良文)

最終更新:8/8(火) 17:26
夕刊フジ