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主力の脱出まだあるゾ! 生え抜きホープの浦和・関根、独2部リーグ完全移籍

8/8(火) 16:56配信

夕刊フジ

 将来を担うはずの生え抜きのホープまでチームを飛び出す。

 J1浦和はMF関根貴大(22)がドイツ2部リーグのインゴルシュタットへ完全移籍することで合意に達したと6日に発表した。

 浦和の主力では、日本代表FW原口が2014年5月にドイツ・ブンデンスリーガ1部のヘルタへ完全移籍して以来のこと。

 浦和は解任されたばかりのミハイロ・ペトロビッチ前監督(59)が2012年に就任後、日本代表FW田中、DF坪井ら生え抜きのベテランを完全移籍で放出。将来の主力として期待されていたMF山田直もJ2湘南にレンタル移籍させ、代わりにペドロビッチ前監督の所属先だった広島から主力を続々と引き抜いてきた。

 関根は中学卒業と同時に浦和ユースに入団した正真正銘の生え抜き。しかし、14年にトップチームに昇格してから海外移籍は「漠然とした目標としてあった」という。

 関根への正式なオファーは7月末。今年はDF森脇の侮蔑発言から、上西衆院議員にツイッター騒動に至るまで踏んだり蹴ったりのチームにあって、就任したばかりの堀監督は関根に「浦和に残ってくれ」と申し入れたが、首を縦に振らせることはできなかった。インゴルシュタットは今季2連敗という厳しいスタート。関根を心待ちにしている。

 関根の完全移籍は、ペトロビッチ監督と浦和フロントが6季も積み重ねてきた負の遺産といえる。今後も主力が“泥船”から脱出する現象が続くかもしれない。(編集委員・久保武司)

最終更新:8/8(火) 16:56
夕刊フジ