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満足度向上も課題あり 静岡県の障害者生活実態調査

8/8(火) 8:10配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡県は7日、県内の障害者を対象に生活実態などを尋ねた調査の結果を公表した。生活への満足度は「満足・どちらかといえば満足」が69・9%で2014年度の前回調査(67・9%)より上昇した。一方、新規調査で差別や虐待経験がある人が17・4%いることも判明。介助者の高齢化も改めて確認され、県は現在策定中の第4次県障害者計画に、課題解決に向けた施策を盛り込む方針。

 生活満足度については「不満・どちらかといえば不満」は13・8%(前回比1・3%減)、「分からない・無回答」は16・3%(同0・8%減)だった。県は仕事をしたり、社会参加を実感したりしている人の割合が前回調査より増加していることから、生活満足度も上昇したとみている。

 差別や虐待経験がある人のうち、誰かに相談をした人は55%だった。相談しなかった人は44・2%。理由は「解決しないと思った」(64・8%)が最多で、「他の人に話したくなかった」(21・9%)「相談する先が分からなかった」(18・3%)と続く。

 主な介助者のうち、60歳代以上が占める割合は36・1%で、前回(39・4%)と同程度の高い水準だった。

 県は相談窓口の周知や支援施設職員への研修を徹底するほか、介助者が亡くなった後を見据え、地域支援の拠点を整備する必要があると考えている。

 調査は16年8~12月に実施。身体、知的、精神障害者計1万人にアンケートを発送し、4389人から回答があった。障害福祉サービスの利用状況▽仕事や家計▽生活環境や安心・安全―などの8分野計38項目を質問した。

静岡新聞社