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【全米プロ】松山英樹の愛称「怪物」から「野獣」へ! 公式サイトでV候補1位

8/8(火) 16:46配信

東スポWeb

【ノースカロライナ州シャーロット7日(日本時間8日)発】怪物の勢いはどこまで続くか。世界選手権シリーズ(WGC)「ブリヂストン招待」で今季3勝目を挙げた松山英樹(25=LEXUS)が10日(同11日)開幕の「全米プロゴルフ選手権」(クウェイルホローC=パー71)に向けて早くも始動した。午後になって会場入りすると、アウトの9ホールをプレー。米国では新たなニックネームもつけられ、堂々の優勝候補として悲願のメジャー制覇へと突き進む。

 コースレコードタイの「61」をマークし、逆転でWGC2勝目を挙げた衝撃が覚めやらぬ中、松山は早くも次なる舞台に姿を見せた。午後2時過ぎに会場入りすると、他の選手やキャディー、関係者から次々に祝福された。練習場で約30分調整した後、1番ティーで豪快に1Wを振り抜くと、ギャラリーは早くも大歓声だ。

 WGCはシーズンに4試合あり、今季は世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(33=米国)と松山が2勝ずつとタイトルを分け合った。WGC年間2勝はこれまでタイガー・ウッズ(41=同)しか達成していなかった快挙。松山にまた一つ大きな勲章が加わった。米ツアーの年間王者を決めるポイントランクでもトップに返り咲いた。ポイントの配分が大きい今月末からのプレーオフシリーズ4試合次第で順位は変動するものの、年間王者に与えられる1000万ドル(約11億円)のビッグボーナスに最も近い位置なのは確かだ。

 プロデビュー当時は日本で“怪物”のニックネームがよく使われたが、松山の優勝を伝えた米ツアーの公式SNSは「BEAST」(ビースト)と表現。日本の怪物は世界の怪物、いや野獣に変貌を遂げた。現行スケジュールになった2007年以降、「ブリヂストン招待」と「全米プロ」を連勝したのは初年度のウッズと14年のローリー・マキロイ(28=英国)しかいないが、そのマキロイも「彼はいったん調子に乗ると手がつけられない。今週も優勝争いをすると思う」と警戒を強めている。米ツアー公式サイトも優勝候補ランキングで松山を1位に挙げた。

 今季のメジャー制覇には「全米プロ」がラストチャンス。その思いを強める松山は、1番をスタートした後、各ホールでグリーン周りのラフをじっくりチェックした。グリーン上ではエースのピン型、「ブリヂストン招待」で使用したマレット型の両方を試した。

 激戦の疲れが残る中、練習ラウンドを行ったのは今大会にかける気持ちの表れであると同時に、今後の天候を見据えての行動でもありそうだ。

 コース内にも掲示された今週の天気予報では、大会2日目の金曜日まですべて雷。会場のクウェイルホローCでは例年5月に行われる米ツアー「ウェルズファーゴ選手権」が開催されており、松山もプレー経験はある。だが今大会はパー72から71に変更されるなど、セッティングが大きく異なる。雷雨で練習ラウンドが満足にできない可能性を考えれば、回れるうちに回っておくのが得策だというわけだ。

 天気ばかりは「ビースト」にもどうにもできないが、悲願のメジャー初制覇の瞬間は徐々に近づいている。

最終更新:8/8(火) 16:46
東スポWeb