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【ジャンプ】伊藤有希 沙羅との切磋琢磨が生む好循環

8/8(火) 16:46配信

東スポWeb

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の伊藤有希(23=土屋ホーム)が、高梨沙羅(20=クラレ)との競い合いが生んだ新たな“波”を歓迎した。

 昨季世界選手権で2大会連続の銀メダルに輝いた伊藤は7日、今季の海外初戦である欧州でのグランプリ(GP)大会へ向け、成田空港を出発した。国内では7月29日の大会を皮切りにここまで4戦し、高梨の2勝を上回る3勝と好調だが「風に恵まれただけで、ジャンプの内容を見れば実力差は明確」と謙虚に語った。

 高梨とのハイレベルな争いは思わぬところにも影響を及ぼしている。今回、国内の一部大会では「あんなところから出たことないです」と伊藤も驚くほどスタートのゲートが下げられた。下位選手は悲鳴を上げたが、伊藤は別だ。「今、トップを走っているのは高梨選手なので、高梨選手次第でゲートも上下すると思う。今回、海外に行く前に日本でまずそういう試合ができたっていうのは日本チームにとっても、海外よりも一歩先に行っているんじゃないかと思います」とプラスに捉えた。

 近年、女子ジャンプは大幅にレベルアップ。飛び過ぎ防止のため、国際大会でもゲートが下がることが予想される。ゲートが下がれば、助走スピードが出ず、技術による差がつきやすくなり、追い風になるというわけだ。「世界のトップが日本にいるっていうのが、日本チームの有利なところ」と伊藤は話した。

 もちろんトップの座も射程圏に入れている。昨季、W杯個人総合は高梨が1位で、伊藤は2位。GP大会は高梨が14連勝と圧倒しているが、まずは初勝利が目標だ。「今の自分の実力がどこまで世界に通用するか試してみたい」と意気込んだ。

最終更新:8/8(火) 16:46
東スポWeb