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東出昌大と初対面したヤン・イクチュンが「自分も10cm身長が高ければ」とぼやく

8/8(火) 12:22配信

映画ナタリー

ヤン・イクチュンが監督・主演など5役を務めた「息もできない」のトークショー付き上映が、8月7日に東京・新宿ピカデリーで行われ、ヤン・イクチュンと東出昌大が登壇した。

【写真】ヤン・イクチュン(左)と東出昌大(右)。(他14枚)

「息もできない」は、父に怒りと憎しみを抱く取り立て屋の男サンフンと、女子高校生ヨニが出会い、惹かれあっていくさまを描いた人間ドラマ。キム・コッピ、イ・ファンがキャストに名を連ねる。

本作が一番好きな韓国映画だという東出は好きな点を聞かれると「全シーン、全カット……。どこから突っ込んでいいかわからないくらい素晴らしい」としみじみと答える。その言葉を受けたヤン・イクチュンは「本当に感謝してます。心からありがたいです」と笑顔を見せ、「桐島、部活やめるってよ」の東出の演技を「無表情な中にも重みを感じられる演技が印象的でした。僕もあと10cm身長が高ければカッコよく演じられるのに……」とぼやき、観客を笑わせる。

本作の脚本についてヤン・イクチュンは「真っ先に書いたのがオープニングの部分で、福岡でおじいさんと鶴と人工的な湖を見ながらあの暴力的なシーンを書きました」と振り返る。キム・コッピについて「ほかの女優で当て書きしたが、ギャラ交渉で難しいですと言われてしまった。500万ウォンと言われたが予算が300万ウォンしかないから、約20万円の差でキム・コッピさんがキャスティングされました」と明かし、「20万円ー!!」と笑いながらチャーミングに叫んだ。

どうやって演出をしているのか興味深々に東出が尋ねるとヤン・イクチュンは「リハーサルや練習があまり好きじゃなくて、最初のテイクがとても好き。俳優として演技をするときもすぐに本番に入る。『息もできない』も撮影の序盤は『説明が足りない』と俳優たちから抗議がきました」と明かす。

司会者に「ヤン・イクチュンさんとどんな感じで共演したいですか」と尋ねられた東出は「どんな役でも機会があればやりたい」と述べ、「国境や政治的な境界をまたいでお互いが芸術分野でがんばれることは素晴らしいこと。自分も尊敬される役者になれればなと島国で思う次第です」と返答。ヤン・イクチュンは「『ロード・オブ・ザ・リング』のように、CGで東出さんをホビットにして私をガンダルフにして一緒に出演したいです」と冗談交じりで話した。

東出は自身が主演を務める2018年公開予定の濱口竜介の監督作「寝ても覚めても」を「こんなにいい脚本ですごいなって舌をまくくらい、クランクインするのが待ち遠しかった作品」と語る。ヤン・イクチュンは菅田将暉とダブル主演を務めた「あゝ、荒野 前篇」「あゝ、荒野 後篇」について「菅田さんと熾烈な撮影を乗り切りました。当時は今より10kg痩せていたけど、今はこんなにお腹が出てしまいました」と明るくアピールし、イベントは終始和やかな雰囲気のまま終了した。

ヤン・イクチュンが出演した「あゝ、荒野 前篇」は10月7日、「あゝ、荒野 後篇」は10月21日より全国ロードショー。東出が出演した「関ヶ原」は8月26日、「菊とギロチン」は2017年、「寝ても覚めても」「OVER DRIVE」は2018年に公開される。

最終更新:8/8(火) 12:39
映画ナタリー

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