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性犯罪被害いつでも相談を 宮城県警、24時間電話で対応

8/8(火) 7:55配信

産経新聞

 県警は7日から、性犯罪被害相談電話の受け付けを24時間の当直体制で実施する。東北の各県では、すでに秋田、山形両県が当直体制で対応していたが、宮城、岩手、福島の3県は夜間などは留守番電話での対応だった。被害を届けにくい実情に合わせて、直接相談しやすい環境を整備し、きめ細やかな対応を行う狙いだ。

 宮城県警によると、強姦罪(7月13日施行の改正刑法で強制性交等罪に変更)や強制わいせつ罪などの性犯罪の認知件数は、直近10年間は、ほぼ横ばいという。

 改正刑法で、起訴にあたって被害者の告訴を必要とする「親告罪」規定は削除されたが、被害者が周囲になかなか言い出せないことなどから、被害が潜在化しかねないのが実情だ。

 性犯罪被害対策をめぐっては、相談窓口の認知度向上や相談しやすい環境整備などを方針として盛り込んだ第3次犯罪被害者等基本計画が、平成28年4月に閣議決定されていた。

 これを受け警察庁は、被害者が電話相談をしやすくするため、今年8月3日から全国共通短縮ダイヤル「#8103」を開設。これに合わせ県警は、犯罪被害者支援室が実施していた午前9時~午後5時45分の受付時間に加え、総合当直勤務員が夜間や休日にも直接電話で対応する。従来の留守番電話受付では被害者が電話を切ってしまうケースが目立っていたため、配慮へ一歩踏み込んだ対策を取った形だ。

 相談する場合は、どの時間でも希望する警察官の性別を申告できる。

 同室の熊谷憲悦室長は「簡単な番号になり、相談電話がかけやすくなった。ぜひ話してみてほしい」と話した。

最終更新:8/8(火) 7:55
産経新聞