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<無線愛好家>「CQ」で三輪素麺をPR 奈良・桜井

8/8(火) 9:50配信

毎日新聞

 「CQ、CQ、こちらは8N3MIWA、桜井市三輪素麺(そうめん)の普及の推進に関する条例制定記念アマチュア無線局です。聞こえたら応答してください」--。奈良県桜井市内の無線愛好家でつくる「市アマチュア無線ネットワーク」(原田秀穂会長)が、三輪素麺の普及を目指す市の条例が先月施行されたのを機に、新たな無線局を開設した。全国の無線愛好家に三輪素麺をPRする。原田会長(73)は「我々もこの夏はよりたくさん三輪素麺を食べ、多くの人に市の特産品を食べてもらえるようアピールしたい」と意気込む。【山本和良】

 ネットワークは2015年12月に発足し、現在の会員は会社員や自営業、教諭ら30~70代の27人。昨年4月には市と災害時の応援協定を結んだ。無線のデジタル通信網を利用して被害状況の画像を市側に送るなど、電話が使えない非常時の情報収集に役立てる通信訓練も実施。昨年5月には市制施行60周年記念アマチュア無線局を開局し、今年3月末までに国内外の5069局と交信した。

 原田会長らは条例が制定されることを知り、市に無線局の新設を提案したところ、市も快く後援に応じた。近畿総合通信局に、公共的な行事などでアマチュア無線局に特別に付与される「呼び出し符号」を申請。今月2日に三輪を表すコールサイン「8N3MIWA」の許可を得た。

 開局式は同6日に市社会福祉協議会分館であり、会員ら11人が参加。横断幕を掲げて開局を祝い、交代で無線に向かい、交信した。運用期間は来年3月末までの予定。会員が持ち回りなどで運用し、市内の歴史や観光スポットなども伝えることにしており、7000局との交信を見込む。

 原田会長は「三輪素麺は1200年余りの歴史があり、『素麺発祥の地』とされる桜井市の住民として参画できることは意義が深い。愛する郷土を、多くの人に知ってもらいたい」と話している。

最終更新:8/8(火) 9:54
毎日新聞