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ケニアで大統領選=接戦で混乱懸念

8/8(火) 14:43配信

時事通信

 【ロンドン時事】アフリカ東部のケニアで8日、大統領選の投票が実施された。

 8人が立候補したが、初代大統領の息子で再選を目指すウフル・ケニヤッタ大統領(55)と、野党勢力が結集した「国民スーパー連合」(NASA)候補のライラ・オディンガ前首相(72)の事実上の一騎打ち。世論調査によれば、接戦となっており、選挙後の混乱が懸念されている。

 15日までに公式結果が発表されるが、いずれの候補も過半数に達しない場合は上位2人による決選投票となる。

 前々回の大統領選(2007年)では、不正疑惑への抗議行動が与野党支持者間の衝突に発展。約1200人の死者が出たほか、60万人が家を追われ避難する事態となった。

 07年の選挙で当選したキバキ大統領を支援したケニヤッタ氏は「暴動の首謀者」として国際刑事裁判所(ICC)に訴追されたが、同氏は13年の大統領選に出馬して、オディンガ氏を破り当選。ICCの検察官は証拠を固めることができず、14年に訴追を取り下げた。

 今回も、オディンガ氏が「ケニヤッタ氏は不正なしには勝利できない」と述べるなど舌戦がエスカレートしている。7月末には、ルト副大統領の自宅が武装集団に襲撃されたほか、電子投票システム導入の責任者が何者かに拷問を受け殺害される事件も発生、緊張が高まっている。18万人の治安要員が警備に当たっているが、多くの市民が暴力の再発を恐れ、都市部を脱出している。 

最終更新:8/8(火) 14:50
時事通信