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月面探査車ソラト、いつどこに着陸? 複雑な通信も課題

8/8(火) 15:20配信

朝日新聞デジタル

 世界初の民間による月面探査レースに日本から参加するチームHAKUTO(ハクト、袴田武史代表)の探査車「SORATO」(ソラト)の打ち上げまで5カ月を切った。これまで明らかになった月面着陸の概要をまとめた。

【写真】着陸船は、打ち上げから約1カ月後に地球から約38万キロ離れた月面に到達する

 SORATOの打ち上げは今年12月28日の予定。インドから参加するチームIndus(インダス)の探査車「ECA」とともに、インドのロケットに相乗りして月面を目指す。

月への着陸船もインダスが開発。打ち上げ時の重量は600キロだが3分の2は燃料。そのうち20キロをソラトとECA、その他の科学機器が占める。

 着陸船は、地球と月の軌道をそれぞれ複数回まわって、打ち上げから約1カ月後に地球から約38万キロ離れた月面に到達する。

 着陸するのは、北緯35度25分、西経29度23分の「雨の海」。この付近は1971年7月26日に打ち上げられたアポロ15号が着陸し、初めて月面移動車が使われた。

 レースは米国のXプライズ財団が主催。月面で探査車を500メートル移動させて高解像度の動画や静止画を最も早く地球に送ったチームが優勝する。賞金は2千万ドル(約22億円)だ。

 このミッションについて、インダスの渉外担当・スリダー・ラマスバンさんは今年4月に開かれた袴田代表との対談イベントで、「地球と着陸船、着陸船と探査車の通信が非常に複雑で、月の軌道を複数周回して月面に向かう着陸も同様だ。ハクトとの皆さんと知恵を出しあって解決していきたい」と意気込みを語っている。(石川達也、山本晋)

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 月面着陸までの概要やミッションをわかりやすく紹介したCGアニメや、HAKUTOの奮闘の日々を美しい月の写真とともに伝える企画「日めくりHAKUTO」などが、特集ページ「HAKUTOの挑戦 月への旅路」http://t.asahi.com/hakuto/でご覧になれます。

朝日新聞社