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山梨市長を逮捕 警視庁 職員採用で不正疑い

8/8(火) 7:55配信

産経新聞

 山梨県山梨市の望月清賢(せいき)市長(70)が市の職員採用試験をめぐり不正をした疑いが強まったとして、警視庁捜査2課は7日、虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで、望月容疑者を逮捕した。調べに対し、「間違いありません」などと容疑を認めているという。捜査2課は同日、望月容疑者の自宅を家宅捜索した。

 逮捕容疑は、市職員採用試験の担当職員と共謀し、平成28年の採用試験で、特定の受験者の点数を水増しするなどした虚偽の書類を作成し、選考を不正に操作したとしている。捜査2課は今後、便宜を図る見返りに金銭授受がなかったかどうかも調べる見通し。

 市政関係者によると、山梨市の採用試験は、筆記などの1次試験と、面接・作文の2次試験が行われる。望月容疑者は、前市長時代に廃止されていた市長による面接を再開させていた。面接には市長のほか、副市長や教育長ら市幹部が携わっていたが、最終的な合否の判断は市長が行っていたといい、市長の意向が強く働いていたとみられる。

 望月容疑者をめぐっては、経営する石材会社「差出(さしで)石材」(同市)の経営に行き詰まり、知人らから現金約3億7千万円をだまし取ったとして、元妻の治美被告(61)が今年6月、詐欺容疑で逮捕、起訴された。捜査2課は同社や自宅を捜索し、押収資料の分析を進めていた。

 望月容疑者は昭和58年、山梨市議に当選。平成14年に県議となり、26年からは市長を務めている。

最終更新:8/8(火) 7:55
産経新聞