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波佐見・内野が大会第1号 浜風切り裂く弾丸アーチも実らず 「打っても負けは負け」

8/8(火) 19:25配信

デイリースポーツ

「全国高校野球選手権・1回戦、彦根東6-5波佐見」(8日、甲子園球場)

 開幕試合で飛び出した大会第1号本塁は、驚がくの弾丸アーチだった。波佐見の4番・内野裕太外野手(2年)が二回、先頭打者で右中間スタンドに先制ソロ。内角低めの129キロ速球をシャープなスイングで捉えると、低い弾道はそのままスタンドへ。公式戦1号に「責任ある打順でプレッシャーは感じていたけど、甲子園に来て吹っ切れた」と思い切りのよさを発揮した。

 台風一過のこの日、第1試合は右翼から左翼へ強風が吹き、バックスクリーン上の国旗や大会旗は大きくはためいていた。左打者の内野にとっては完全に逆風だったが、打球の速さと弾道の低さで甲子園特有の強烈な浜風を引き裂いた。

 夏の甲子園は来年100回大会を迎える。その節目の年に最上級生になる今の2年生には早実・野村、大阪桐蔭・根尾、藤原、横浜・万波などスター候補が勢ぞろい。メディアに取り上げられる同級生の姿に「悔しい気持ちはあった」と言う。その思いを「甲子園で自分の力を見せる」とモチベーションに代えて、今夏の聖地に初のアーチを描いた。

 父の哲也さんも波佐見OBで投手。甲子園への出発前には「3年生のためにという気持ちでやれ。そうすれば結果はついてくる」とアドバイスを受けた。惜敗に内野は「本塁打を打っても負けは負け」と唇をかんだ。先輩たちの夢を受け継いで「必ず甲子園に帰って来たい」と誓った。

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