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<江崎沖縄相>地位協定見直し一転、修正 「政府方針通り」

8/8(火) 22:34配信

毎日新聞

 江崎鉄磨沖縄・北方担当相は8日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の輸送機オスプレイの墜落事故を受け、「日米地位協定をもう少し見直さないと。直すところは直すという交渉に、といった気持ちを持っている」と述べた。政府が慎重な協定見直しに閣僚が言及するのは異例。江崎氏は同日、発言を事実上、修正した。

 政府はこれまで米兵らによる暴行事件などに対し、協定の運用改善や補足協定などで対応してきた。地位協定は外相の担当であり、江崎氏は会見で「私は門外漢だが、そういう(見直しの)気持ちを持っている」とも述べた。

 その後、江崎氏は那覇市の沖縄県議会で新里米吉議長らと会談。日米地位協定の見直しに言及したことについて「安倍政権で2度、大きな見直しを実施している。今後とも米国に言うべきことはしっかり言い、目に見える改善を積み重ねていく中であるべき姿を追求していくべきではないか」と述べた。政府が米軍属の範囲を縮小するなど地位協定に準じる補足協定を米側と締結したことを念頭に、あくまでも政府の方針に沿った考えだと説明したとみられる。

 江崎氏は8日、翁長雄志(おながたけし)知事とも県庁で会談。沖縄振興予算の確保などを要望した翁長氏に対し「しっかりと前に進めていく」と応じた。

 江崎氏は北方領土問題に関して「答弁書を朗読させていただく」と述べ、物議を醸したばかり。8日の会見では「言葉足らずと大いに反省(している)」と述べつつ、「撤回はしない」と明言した。15日の終戦記念日前後に靖国神社を参拝するかどうかを問われると、「十数年来、靖国は出かけていない。理由はできうれば分祀(ぶんし)かな」とA級戦犯の分祀が望ましいとの考えを示した。【佐藤敬一、竹内望】

最終更新:8/8(火) 22:59
毎日新聞