ここから本文です

滝川西・堀田、満点の宣誓 監督、ナインみんなで考えた感謝の思い

8/9(水) 8:03配信

スポーツ報知

 全国の高校球児の思いを胸に、全力でプレーします―。第99回全国高校野球選手権大会が8日、甲子園球場で開幕。滝川西(北北海道)の主将・堀田将人遊撃手(3年)が開会式で選手宣誓を行った。フレーズには、白球を追い続けた日々の情景や、応援してくれる人への感謝の気持ちなどを盛り込んだ。帰り際には“出待ち”していた女子高生約40人が殺到。地元の声援も力に変えて、甲子園初勝利をたぐり寄せる。滝川西、北海(南北海道)ともに堂々の入場行進を見せ、両校は午後を休養に務めた。ともに12日に初戦を迎える。

 堂々と、落ち着いた声で、純粋な気持ちを伝えた。「全国の高校球児の思いを胸に、最後まで諦めず、正々堂々と全力でプレーする」―。滝川西の堀田主将が選手宣誓を終えると、約2万4000人の大観衆から温かい拍手が送られた。「お客さんがたくさんいましたが、かまないで話せて良かった。100点です」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 野球に対する思いと感謝の気持ちを、シンプルな言葉で紡いだ。小野寺大樹監督(41)やチームメートと相談しながら文言を考えた。「幼い頃から、真っ白なユニホームが真っ黒になるまで練習し、真っ白なボールを真っ暗になるまで追いかけてきた」という自らが野球を始めた頃の様子を、全国の球児の思いになぞらえて表現した。地区大会で戦った相手選手や滝川市民、家族への感謝の気持ちも込めた。

 選手宣誓の直前、滝川西のプラカードを持っていた先導役の女子生徒が、貧血を起こして倒れるアクシデントがあったが「動揺したけれど、すぐ切り替えました」と慌てなかった。

 選手宣誓の堂々たる姿は、地元女子高生のハートもわしづかみにした。開会式を終えてバスに向かう堀田のもとへ、“出待ち”していた約40人の女子高生が殺到。記念撮影を求められた。

 「低い声がかっこいい」、「言葉のチョイスが最高」、「同い年とは思えないほど落ち着いている」という言葉が飛び交ったが、これには堀田も「うれしいような恥ずかしいような」と照れ笑い。それでも、すぐに「今度は野球で頑張らないといけませんね」と表情を引き締めた。“地元ファン”を味方に付けた滝川西のキャプテンが、今度はプレーで“モテ男”ぶりを見せつける。(宮崎 亮太)

 ◆札大野球部で主将父・一茂さん感激「きょうは立派!」

 スタンドからは、堀田の父・一茂さん(51)が息子の大仕事を見守った。「甲子園に出るだけでもすごいのに、宣誓も引き当てるとは。昔から泥だらけになって帰ってくる子だった。今日はしっかり言って立派でした」とねぎらった。

 札幌大3年生だった1986年に明治神宮大会に出場。準々決勝の明大戦では先制本塁打も放つなど、正遊撃手として4強に輝いた。4年の時には主将を務め、全日本大学野球選手権に出場した実績を持つ。

 名前の「将人(しょうと)」には「人の先頭に立って動いてほしい」という意味を込めた。「(遊撃=ショートの)音も頭に浮かんではいた。将人がショートを守ってくれて、うれしいです」と一茂さん。各年代で主将を務め、遊撃手として聖地を踏んだ息子の姿に目頭を熱くした。「笑顔で楽しく、滝西野球を見せてほしい」とエールを送った。

 ◆堀田 将人(ほった・しょうと)1999年8月16日、砂川市生まれ。17歳。砂川イーグルスで小学校2年から野球を始める。高校では1年春から背番号16でベンチ入り。特技は漫才。全商検定4種目で1級を持つ。172センチ、76キロ。家族は両親、兄。

最終更新:8/9(水) 8:05
スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合8/18(金) 20:40