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東大発創薬ベンチャーが塩野義、積水化学と次世代医薬品の受託製造会社設立へ

8/8(火) 8:03配信

産経新聞

 東大発創薬ベンチャーのペプチドリームと塩野義製薬、積水化学工業は7日、次世代の薬剤とされる「特殊ペプチド」の原薬製造を行う合弁会社「ペプチスター」を設立すると発表した。輸出も視野に入れており、安定供給できる技術の確立を目指す。

 合弁会社は今年9月に設立し、本社、工場は塩野義の工場がある大阪府摂津市に置く。3社がそれぞれ33・3%を出資し、平成31年7~9月ごろの工場稼働を目指す。島津製作所など国内9社も技術提供などで協力する予定だ。

 特殊ペプチドはタンパク質の一種で、がんやアルツハイマー病など従来は創薬が難しい疾患に効く医薬品になる可能性があるとして世界の製薬会社が注目。ペプチドリームは多様な特殊ペプチドを人工的に合成する技術を持ち、塩野義の製薬ノウハウや積水化学の化学合成技術で特殊ペプチドの原薬製造に取り組む。

 川崎市で記者会見したペプチドリームの窪田規一社長は「日本発の技術を海外流出させることなく、オールジャパンで新会社を運営する。将来5兆円ともいわれる規模の原薬市場で、世界のトップシェアを目指したい」と話した。

最終更新:8/8(火) 8:03
産経新聞