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ケニアで8日大統領選 10年前には民族対立の契機に

8/8(火) 9:02配信

産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】ケニアで8日、大統領選が実施される。10年前には大統領選の不正疑惑を機に1200人が死亡し、60万人が避難民となる大規模な民族対立に発展した経緯があり、当局は厳重な警戒態勢をしいている。

 選挙は現職のケニヤッタ大統領(55)と野党指導者のオディンガ氏(72)の一騎打ちの様相で、直前の世論調査結果でも両者の支持は拮抗(きっこう)している。大統領選に合わせて議会選も行われる。

 2007年の大統領選では、選管当局がキバキ大統領(当時)の当選を発表したのに対し、オディンガ氏の出身民族であるルオ族が、キバキ氏のキクユ族を襲撃するなどして大規模暴動に発展した。ケニヤッタ氏はキクユ族に属する。

 当局は衝突を避けるため、開票の透明化を図ろうと投票の電子化を進めてきた。しかし、先月31日にはその責任者が拷問の末に殺害されているのが見つかった。当局は15万人を動員して警戒に当たる見通しだ。

最終更新:8/8(火) 9:02
産経新聞