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国際大会Vで帰国の桃田「まだまだやることは多い」/バドミントン

8/8(火) 13:08配信

サンケイスポーツ

 バドミントンの国際大会「ヨネックス/K&Dグラフィックス国際シリーズ」(米・カリフォルニア、6日決勝)の男子単で、復帰後初の国際大会優勝を果たした桃田賢斗(22)=NTT東日本=が8日早朝、帰国。千葉・市川市の練習場で報道陣の取材に応じた。

 違法カジノ店で賭博行為を行い、日本バドミントン協会などから受けていた試合出場停止処分が明けて、今年5月に試合に復帰。復帰後初の国際大会となった7月のカナダ・オープンでは、決勝で常山幹太(21)=トナミ運輸=に敗れていた。

 「初戦は緊張して、納得いくプレーができなかった」と桃田。今回は、「相手のプレーを見ながら自分のプレーを組み立てるのではなく、最初から自分のプレーを出すよう意識してやった」といい、「試合中の落ち着き方とか視野の広さ、ネット前での感覚が戻ってきた」と、納得のいくプレーができたという。

 今回は、国際大会では下から2番目というレベルの低い大会。「対戦したことも、映像で見たこともない選手が多かった」そうだが、それでも「すごい独特のプレーをする選手や、タイミングの取りづらい選手がいた。経験は積めた」と振り返った。

 出場停止処分を受ける前は世界ランキング2位まで上り詰めたが、ブランク明けの現在は280位。「以前は自信を持って打てていて、相手の返球を限定できていたが、今はあまり自信がない分、守りに入ってしまう。相手のショットを待ってしまい、少しずつ遅れている」と現状を分析。「練習ではいつも通り打てていても、試合になると緊張から狙ったところに打てない感覚がある」と、まだ試合勘を取り戻し切れてはいないようだ。

 2020年東京五輪まで3年を切ったが、「今はまだ、出させてもらえる1試合、1試合を頑張るのが目標。今の日本代表と対等に戦うにはまだまだだと思うし、正直焦りはあるけれど、やることは多い」と、目の前の坂の頂上はまだ見えていないようだ。

 今後は9月の全日本社会人選手権(広島)に出場後、同月13日からのベルギー国際に出場する予定。ランキングポイントを積み重ね、来年の代表復帰も期待されているが、「下積みがないとトップと戦っても勝負できない。地道に頑張りたい」と真剣な表情で話した。