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駐車間隔10cm! 匠の技光る自動車専用船、その「積み付け」とは?

8/8(火) 16:30配信

乗りものニュース

自動車専用船内部を公開、積み付けも実演披露

乗りものニュース

 クルマの運搬をする自動車専用船、その内部の様子が公開されました。2017年8月5日(土)と6日(日)の両日、横浜港大さん橋ホール周辺にて開催された「海洋都市横浜うみ博2017」におけるイベントのひとつで、クルマを船内に積み込んでいく「積み付け」の様子も実演披露されました。

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 今回公開されたのは、日本郵船が所有する自動車専用船「Castor Leader」。長さ199.99m、幅34.8m、7万48総トン、12階建てという船内に、乗用車約7000台を積載可能な、海外との貿易に使用される外航船です。

 自動車専用船に積み付けされるクルマは、「ギャング」と呼ばれる専門スタッフが1台1台、船内の所定の位置にバックで駐車していきます。限られたスペースにクルマを積み込んでいくため、その間隔はギリギリまで詰められ、前後は約30cm、左右にいたっては約10cm。しかも事故率は100万回の移動で1回以下という、まさに匠の技です。

 6日、「うみ博2017」会場にて取材に応じた日本郵船の工藤会長は、同イベントについて、「昨今の小学校の教科書には海運の『か』の字もなかった。船や海に親しみを持ってもらうため、小さいお子様を中心に実際に船を見てもらおうと始めたイベント」と話します。自動車専用船については、「見学に訪れたお子さんがすごく喜んでくれますね」とし、またその積み付け技術についても「世界ナンバー1」と評しました。

 なお同日、ウィングマリタイムサービス(横浜市西区)所有の、日本初のLNG(液化天然ガス)燃料船であるタグボート「魁」と、ディーゼルエンジンとモーターで推進力を得るハイブリッド船「翼」の体験乗船会も実施されました。

乗りものニュース編集部