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出荷物使ったアイス好評 旬の果実や野菜PR 埼玉・熊谷青果市場

8/8(火) 7:01配信

日本農業新聞

 卸売会社の熊谷青果市場(埼玉県熊谷市)は、全国的に暑い街としての知名度を生かして農産物をPRしようと、出荷物を使ったアイスキャンディーを開発し、今夏から販売を始めた。スペイン語で果実・野菜を意味するフルータ・ベルドゥーラにちなみ「ふるべるアイスキャンディ」と名付けた。現在、15種類ほどを1個200~400円で販売。袋に産地や品種を明記し、“市場発のアイス”を売り込む。

 「市場として生産者の作った農産物を有利販売しよう」(飛田修社長)と、4月から新たな販売方法を模索。若手職員の発想を取り入れ、暑さ対策の一環として農産物を使ったアイスを開発した。

 出荷された農産物を同社が買い取り、原料に使う。地元産の利用を最重視する。製造は市内のアイスクリーム会社に委託。ミルク味とシロップ味をベースに、果実や野菜の果肉を残して本来の味を楽しめるように仕上げた。人工甘味料や合成着色料は使わない。

 同じ品目でも、産地リレーで品種を変えながら仕入れ、アイスを長期間、販売する。市場のプロが、味の相性の良い品目や品種の組み合わせを提案する。市場価格の下がった時期に多く購入。マンゴーなどの高級品は、取引のある農家から規格外品を仕入れるなど工夫する。7月18日に発売し、同社の敷地内に設けた常設店舗や地元の祭りで販売。これまでに1000本以上が売れた。

 人気の味は、ブルーベリーやエダマメ、メロンの単品や、ブルーベリーと桃、サクランボの3種組み合わせなど。購入者からは「果肉がごろっと入りおいしい」「桃でも異なる品種で違う味を楽しめる」などと好評だ。

日本農業新聞

最終更新:8/8(火) 7:01
日本農業新聞