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ランキング首位浮上のロシター「燃料流量制限で難しかった」/スーパーGT第5戦富士

8/8(火) 19:27配信

motorsport.com 日本版

 富士スピードウェイで行われた2017スーパーGT第5戦。GT500クラスで4位に入った#36au TOM’S LC500のジェームス・ロシターは、チャンピオンシップポイントを44ポイントに伸ばし、ドライバーズランキングの首位に浮上した。今回は燃料リストリクター制限がある厳しいレースだったにも関わらず、上位に食い込む走りをみせた。

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 今年からウェイトハンデ50kg以上積載のマシンには、燃料リストリクター制限が設けられるが、このレギュレーションは少々複雑。ウェイトが多くなるにつれて、リストリクターがさらに絞られていくレギュレーションになっているのだ。

 今回は#6WAKO’S 4CR LC500、#37Keeper TOM’S LC500、#36au TOM’S LC500、#1DENSO KOBELCO SARD LC500の4台が第2段階のリストリクター制限がついてのレースとなった。

 その中でも#36au TOM’S LC500は、見事予選3番手を獲得。前半スティントではロシターが2番手の#23MOTUL AUTECH GT-Rに食らいついていくが、徐々にペースが伸び悩み、27周目には#38ZENT CERUMO LC500に抜かれ4番手に後退する。

 その直後にピットインし、中嶋一貴に交代。終盤は#37Keeper TOM’S LC500に追いつかれるが、中嶋がポジションを守り抜き、4位でチェッカーを受けた。

 レースを終えたロシターは「難しいレースだったね。決してマシンの状態は良くなかった。僕も(中嶋)一貴も出来る限り攻め続けたよ」と語った。

「僕のスティントでは23号車といいバトルができたけど、こっちは燃料リストリクターが絞られているからストレートスピードが伸びなくて、勝負ができなかった。そこで思いっきりプッシュしたらタイヤに問題を抱えてペースが上げられなくなって、最後には38号車に抜かれてしまったよ。でも、トータルではベストを尽くせたと思う」

 第2段階の燃料リストリクター制限がかけられてしまうと、ストレートスピードが伸びず、難しいレースになったという。

「とても難しかったね。ストレートスピードが全然伸びないから。前半は23号車と戦っていたけど、彼らと比べてセクター3では有利かなという印象があった。でも、イニシャルスロットルのところでは思うようにパワーが得られない感じだった」

「だからロニー(・クインタレッリ)とのバトルでは、トラフィックに助けられたところがあったよ。GT300の集団をうまく使ってギャップを縮めることができた」

 とはいえドライバーズランキングでは、ロシターがトータル44ポイントに伸ばしトップに浮上。次回は第3段階の燃料リストリクター制限を受けることになるため、さらに厳しい戦いが予想されるが、舞台となる鈴鹿1000kmは、過去2勝を挙げている相性の良いレース。最低でもトップ5は狙っていきたいと意気込んでいた。

「鈴鹿1000kmはロングレースだけど、ボーナスポイントがつく。何より、僕はこのレースで2回勝っていて、とても好きな1戦だよ。チャンピオンをリードしているけど、大きなウェイトハンデを背負って臨まなきゃいけない。でも、他のマシンもウェイトが重くなっているから、面白いレースにはなると思う。鈴鹿でのレースが楽しみだね」

「もちろん最後の1000kmだから、勝ちたい気持ちもあるけど、確実にトップ5は狙っていけるようにしたいね」

吉田知弘