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名物「鵜飼い」今年は断念 毎年3千人の観光客 豪雨で被災の福岡県朝倉市

8/8(火) 11:59配信

西日本新聞

 九州豪雨の影響で中断していた福岡県朝倉市の原鶴温泉名物「鵜(う)飼い」について、鵜匠、屋形船運航業者、原鶴温泉旅館協同組合が7日、会合を開き、今年の再開を断念すると決めた。筑後川の濁りが続き、土砂が流れ込んで屋形船を川に下ろせないため。今後、温泉街などの催しで簡易プールを使った鵜飼いショーを予定しており、来年の再開に向けてPRしていく。

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 鵜飼いは江戸時代から続く筑後川の伝統漁法。原鶴温泉では夏の風物詩として毎年約3千人の観光客を集める。今年は筑後川水系のアユ漁が解禁された5月20日に始まり、9月末まで続く予定だったが、豪雨で屋形船の一部が流され、船着き場にも土砂がたまって運航できなくなっていた。

 7日の会合では、筑後川が元の流れに戻る時期が見通せないため、今年の再開を諦めた。今後、川の状況改善、鵜匠や船頭、屋形船への支援を国、県、市に要望していく一方、各旅館は通常通りに営業しており、鵜飼いショーを通じて「元気な原鶴温泉」をアピールすることも確認した。

 井上善博組合長は「残念だが、安全第一。来年は必ず再開させたい」と話した。

=2017/08/08付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:8/8(火) 17:30
西日本新聞