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社説[オスプレイ豪沖で墜落]飛行停止 毅然と迫れ

8/8(火) 7:25配信

沖縄タイムス

 米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイがまた墜落した。

 普天間に配備されているオスプレイは計24機。このうち、2機がわずか8カ月足らずの間に墜落事故を引き起こすとは異常である。

防衛相の自粛要請を無視 沖縄で飛行したオスプレイ

 今回の事故はオーストラリア東部沖で5日に発生し、3人が行方不明となっている。強襲揚陸艦から飛び立ち、揚陸艦に近づいた際に甲板に接触、海中に墜落したようだ。

 事故原因が究明できていないにもかかわらず、在沖米海兵隊は7日、普天間のオスプレイの飛行を始めた。

 前日に小野寺五典防衛相が日本国内でのオスプレイの飛行を自粛するよう米側に求めたばかりである。

 小野寺氏との会談でシュローティ在日米軍副司令官は普天間からオスプレイを飛行させたことに「安全性を確認した上で、運用上必要だと判断した」と日本政府の自粛要請を事実上拒否した。事故原因も明らかになっていない段階で、言語道断である。

 政府は米側に「運用上必要だ」と言われれば、口出しできない。

 県民の不安よりも外国軍隊である米軍の言い分を優先しているのである。とても主権国家とはいえない。

 普天間所属のオスプレイが昨年12月、名護市安部の海岸に墜落した事故でも発生から6日後には飛行を再開している。日本政府は今年6月までに米側の事故調査報告書の提出を求めていたが、米側の都合で実現していない。

 翁長雄志知事は「日本政府には当事者能力がない」と断じる。政府は県民の生命・財産を守るために毅(き)然(ぜん)とした態度で飛行停止を迫るべきだ。

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 墜落だけではない。安部の墜落事故と同じ日に普天間飛行場で別のオスプレイが胴体着陸した。6月には米軍伊江島補助飛行場に緊急着陸、その4日後には民間の奄美空港に緊急着陸するなどトラブルが相次いでいる。

 安部の墜落事故は飛行機モードで空中給油を受ける際、ローターに給油ホースが接触する危険性が高い構造的な問題があることを示した。

 米軍はオスプレイの機体自体に欠陥がないことを強調するが、問題は機体だけではないのである。

 安部で墜落したオスプレイは夜間の給油訓練というリスクの高い訓練をしていた。

 重大な事故が起きる危険性を伴う訓練を行っており、これこそが問題である。

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 宜野座村城原、東村高江、伊江島補助飛行場ではオスプレイの低空飛行による訓練が激化している。

 城原では夜間も、集落に近い米軍キャンプ・ハンセン内の着陸帯で粉じんをまき散らしながらの訓練が常態化している。物資つり下げ訓練も行われている。

 2013年の「オール沖縄」による建白書の原点の一つはオスプレイの配備撤回だった。オスプレイは日米合意を反古(ほご)にして住宅密集地を飛行している。

 県民は墜落の危険性と隣り合わせの生活を強いられているのである。オスプレイの撤退を求める。

最終更新:8/8(火) 7:25
沖縄タイムス