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マスク氏自ら「ハイパーループ」開発に乗り出す公算-驚き広がる

8/8(火) 6:35配信

Bloomberg

電気自動車メーカーのテスラと宇宙開発ベンチャー企業のスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)を率いるイーロン・マスク氏が次世代交通システム「ハイパーループ」を2013年に提唱した際、「スペースXとテスラに専念する必要があり、私にはそれを実行に移す計画はない」と述べていた。

マスク氏は心変わりしたようだ。先月のツイートでニューヨークとワシントンを29分で結ぶハイパーループの建設に「口頭で政府から認可」を受けたとコメントした。このため、地下のチューブ内を専用車両(ポッド)で乗客を運ぶというマスク氏が示した仕様に基づいて独自のハイパーループの開発競争に乗り出している新興企業各社の幹部に衝撃が走った。何人かは当初、マスク氏はトンネルを掘るだけで、その具体的なインフラ構築で恐らく1社が選択されるとの期待を示していた。

だがそうではないらしい。スペースXとテスラの最高経営責任者(CEO)を兼任するマスク氏に近い関係者によれば、ハイパーループのシステムそのものも含め、全てを構築することが同氏のプランだ。米当局の文書によると、マスク氏はスペースXを通じ「ハイパーループ」という商標も保持していることから、他社がこの用語を使うことを阻止することもあり得る。

予想外のマスク氏の参入で、新興企業各社の将来のもくろみが脅かされる可能性もある。地下トンネルに続く道路を建設するため創業されたマスク氏の新興企業、ボーリングは「他社が一定の進展を示していることに勇気付けられる一方で、可能な限り迅速にこのテクノロジーの発展を加速させることを望んでいる。われわれはハイパーループを建設したいと考えている全企業を鼓舞し支援する。そうした企業が信頼に値する限り、ハイパーループという名称の使用を阻止するつもりはない」とのコメントを出した。

新興企業各社は表向きマスク氏の踏み込んだ姿勢を歓迎している。ハイパーループ・ワンのシャービン・ピシェバー会長は2日、ネバダ州で1433フィート(約437メートル)を時速192マイル(約309キロメートル)を走行するポッドで実験の第2段階を完了したと述べた。マスク氏が示していた構想は、数百マイルを最高速度時速700マイル超で結ぶというものだ。

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最終更新:8/8(火) 6:35
Bloomberg