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日本株3日ぶり反発、米雇用と円安、決算好感-TOPIXことし高値

8/7(月) 7:52配信

Bloomberg

7日の東京株式相場は3営業日ぶりに反発し、TOPIXはことしの高値を更新。米国雇用統計の改善や為替の円安推移、決算内容を好感する買いが優勢となった。通期利益計画を上方修正したトヨタ自動車など輸送用機器株、四半期営業利益が4割を超す増益の鹿島など建設株中心に高い。

TOPIXの終値は前週末比7.82ポイント(0.5%)高の1639.27、日経平均株価は103円56銭(0.5%)高の2万0055円89銭。TOPIXは2015年8月19日以来の高値。

明治安田アセットマネジメントの林秀執行役員は、「雇用統計は予想を上回り、米国景気の良さを示したが、平均賃金の伸びは思ったほどではなく、物価や金利を力強く押し上げるほどでもない」と指摘。米金融政策の緩和縮小ペースが緩やかなら、適温経済を背景に「行き場のない資金がリスク資産に向かい、米国株高に連動した形で業績もそこそこ良い出遅れ日本株にも資金が入りやすい」と話した。

米労働省が4日に発表した7月の雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比20万9000人増えた。エコノミスト予想の中央値は18万人増。娯楽・ホスピタリティ関連が15年9月以来で最も増え、製造業や教育、ヘルスケアも5カ月ぶりの高い伸び。平均時給は前年同月比で2.5%増と市場予想の2.4%を上回った。失業率は4.3%。

予想以上の雇用改善を受け、4日の米10年債利回りは2.26%と4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。ニューヨーク為替市場ではドルが上げ、きょうのドル・円も一時1ドル=110円80銭台と前週末の日本株終値時点110円08銭からドル高・円安水準で取引された。

野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「米国では景気、企業業績の回復から雇用に対する意欲が引き続き強い。雇用をベースにした消費の好循環が期待できる」とみる。こうした米経済環境は、「日本企業の対米輸出にとって数量的に堅調、価格要因でもドル安が止まるという点でマイナスではない」と言う。

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最終更新:8/7(月) 15:29
Bloomberg