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小池氏“1強”都議会船出 改革検討委が公開議論

8/9(水) 7:55配信

産経新聞

 7月の都議選で構成が大きく変わった都議会。8日の臨時議会では小池百合子知事が特別顧問に就く第1会派「都民ファーストの会」の議員が議長、連携相手である第2会派の公明党の議員が副議長に決まり、小池氏が重視する都議会改革に向けて検討委員会が公開の議論をスタートさせた。その一方で、自民党などが市場移転問題の審議の場として提案した特別委員会設置は否決。小池氏の“1強”のもとでの船出となった。 (高久清史、安枝稔、富永順一)

 ◆議会改革「第一歩」

 「(都政への)チェック機能を果たし、車の両輪となってスピード感を持って都政を前に進める都議会にしていくため、全力で頑張っていく。議会改革を進めていく」

 前期は自民党が手中に収めていた議長職に就任した「都民」の尾崎大介氏は就任会見で意気込みを語った。副議長になった公明の長橋桂一氏も「都議会の構成が様変わりした。選挙でも訴えてきたが、引き続き、都議会改革に向けて議論を重ねていく」と強調した。

 この日は議会改革を審議する議会改革検討委員会が発足。前期に改革を議論した「都議会のあり方検討会」は非公開だったが、「都民」主導の今期は公開での審議が決まり、各会派から公用車の廃止、政務活動費の飲食などへの支出禁止などの意見が出された。

 今後、各会派で協議してテーマの優先順位をつけ、議論を進めていくことを確認。木村基成委員長(都民)は報道陣に対し、「時代に即した改革が都議会に求められている。その第一歩だ」と述べた。

 ◆「常任委に参加を」

 一方、築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題を集中審議する特別委設置が「都民」や公明などの反対で見送られたことに自民や共産などが反発した。

 自民の秋田一郎幹事長は「豊洲の今後、築地の再開発、オリンピックへの影響などが皆目検討つかない中で、特別委でこそ、集中的に全庁横断的に(審議)できるのに、『都民』や公明に賛成してもらえず、非常に残念だ」と不満をあらわにした。

 秋田氏は市場問題を審議する常任委員会に、小池氏や、市場移転の基本方針策定に携わったとされる都顧問が参加する必要があるとの見解を示した。小池氏と「都民」が情報公開を掲げていることを踏まえ、「一刻も早く参加していただくのが情報公開だ」と指摘した。

 共産党は引き続き、特別委設置を求めていく方針を示した。

最終更新:8/9(水) 7:55
産経新聞