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<八王子・傷害事件>誤認起訴で国賠提訴 中国籍男性2人

8/9(水) 0:12配信

毎日新聞

 東京都八王子市で2014年に起きた傷害事件で、誤って逮捕、起訴された不動産会社経営の男性(48)=中国籍=と貿易会社経営の男性(40)=同=が8日、国と都に慰謝料など計約1900万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 訴状などによると、2人は昨年3月に警視庁に逮捕され、一貫して容疑を否認したが、東京地検立川支部に傷害罪で起訴された。その後、犯人が逃走に使ったとみられるタクシーのドライブレコーダーの映像に別人が映っていたことが判明し、地検は2人の起訴を取り消した。同支部は同11月、「防犯カメラなど客観証拠の収集が不十分で、目撃証言の信用性についての検討も甘かった」として2人に謝罪した。

 2人は、それぞれ113日間と98日間も不当に身柄拘束されたなどと主張し、精神的苦痛に対する慰謝料などを求めている。不動産会社経営の男性は「捜査機関には、自白を強要してはいけないこと、しっかりした客観証拠に基づく捜査がいかに大切かということを改めて考えてもらいたい」とコメントした。

 2人は既に刑事補償法に基づき、国から計約260万円の補償を受けている。【飯田憲】

最終更新:8/9(水) 0:12
毎日新聞