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江崎大臣、北方四島言えますか?「小学生の試験」何とかクリア

8/9(水) 5:05配信

スポーツ報知

 「役所の原稿を朗読する」「北方領土問題は素人」などの発言が問題となっている江崎鉄磨沖縄北方相(73)が8日、閣議後の会見で取材陣から北方四島の島名について“テスト”された。何とかクリアした江崎氏だが、米軍新型輸送機オスプレイの墜落事故について聞かれると「日米地位協定をもう少し見直さないと」と返答。沖縄北方担当相が地位協定の見直しに触れるのは極めて異例で、今後の取り組みについて説明を求められるのは必至。江崎氏にとっては厳しい局面が続きそうだ。

 江崎氏は、どこまで北方領土問題について「素人」なのか。それを試すかのような質問が、閣議後の会見で投げかけられた。

 「北方四島の名前を挙げながら領土問題への取り組みについてお答えください」と聞かれ、「まず国後(くなしり)ですね、そして色丹(しこたん)があります。歯舞(はぼまい)…」と三つはすぐ出たものの「もう一つは急に言われるとアレですが」と言いよどんだ。その後、もう一度三島を言い直すと、続けて「択捉(えとろふ)! 小学校の試験をやらされとるようだ」とニンマリした。

 昨年2月、「歯舞」が読めず「はぼ…、何だっけ?」と口にし、ひんしゅくを買った島尻安伊子・元沖縄北方相とは違い、何とか正解を言えた江崎氏。ホッとしたのか「外交問題でもあり、国とはゆっくり…ああ、これも失言になるとイカン。急がずに取り組んでいきたい」と自らツッコミを入れる余裕? も見せた。

 5日の「役所の原稿を朗読する」「北方領土問題は素人」などの発言に関しては「言葉足らずで大いに反省している」としたものの、撤回については否定。「覆水盆に戻らず(返らず)だ。一度活字に残った以上、(撤回は)しない」とした。

 何とか失言への追及から逃れた江崎氏だったが、オーストラリア沖で起きたオスプレイの墜落事故について問われると、自ら踏み込んだ見解を述べた。「日米地位協定をもう少し見直さないといけない。アメリカに言うべきことは言う。こういうことですね」。沖縄振興などを担当する沖縄北方担当相が、在日米軍の法的地位を定めた地位協定の見直しに触れるのは異例のことだ。

 江崎氏は発言の際、「私は門外漢だが」と前置きしていたものの、現役閣僚の言葉は政府全体の方針とも取られかねない。この日夕方、訪問先の那覇空港で「安倍政権も2度大きな見直しを行い、あるべき姿を追及する姿勢だ。その方針に沿った発言だ」と話し、米軍属の範囲などを巡って補足協定を締結されたことを念頭に発言の正当化を図ったとみられるが、周囲は「これ以上、危なっかしい発言をしてほしくない」と見ていることは間違いない。

最終更新:8/9(水) 5:20
スポーツ報知