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<世界陸上>ファンニーケルクが連覇 男子400

8/9(水) 6:05配信

毎日新聞

 【ロンドン小林悠太】陸上の世界選手権は第5日の8日、ロンドン競技場で男子400メートル決勝があり、リオデジャネイロ五輪金メダルのウェード・ファンニーケルク(南アフリカ)が43秒98で2連覇を果たした。

 ◇「ボルト後継者」まず1冠

 人類最速のウサイン・ボルト(ジャマイカ)の後継者と目される25歳が、まずは1冠を手にした。男子400メートルのファンニーケルク。「世界タイトルを獲得するのは素晴らしいこと」と穏やかな表情で振り返った。

 余裕の走りだった。スタートからじわりじわりと他の選手を突き放す。最後のカーブを抜けて直線に入ると、独走状態。フィニッシュでは9日(日本時間10日朝)に準決勝がある200メートルに向けてか、力を抜いてスピードを緩めた。メダル候補のアイザック・マクワラ(ボツワナ)が公式ホテルで広がった感染性胃腸炎が原因で欠場し、ライバルが1人減った割引材料はあるものの、完勝だった。

 勝利しても派手に喜ばなかったのは、200メートルとの2冠を控えているからか、それとも自身の性格からか。得意の弓を射るポーズなど派手な仕草でファンを魅了するボルトに対し、ファンニーケルクは職人のように結果でファンをうならせるタイプ。ボルトは「彼は内気な性格だから」と評すが、ファンニーケルクは我が道を貫きながら「後継者」への道を進んでいる。

 200メートルの決勝は10日(日本時間11日朝)。「私には200メートルに向けて回復を手助けしてくれる良いチームがある。それを楽しみにしている」とファンニーケルク。五輪、世界選手権を通じて自身初の2冠へ、一歩近づいた。【新井隆一】

最終更新:8/9(水) 10:00
毎日新聞