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巨人・阿部、虎倒マルチで2000安打あと4!ミスター“偉業達成”予言

8/9(水) 7:00配信

サンケイスポーツ

 巨人は8日、阪神14回戦(東京ドーム)に6-1で勝ち、3位・DeNAとのゲーム差を3に縮めた。4番・阿部慎之助内野手(38)が、一回に右前適時打を放つなど2安打1打点をマークし、通算2000安打まであと4本とした。球場で観戦した長嶋茂雄終身名誉監督(81)は、今カードでの偉業達成に太鼓判。レジェンドも、ファンも、いよいよ目前に迫ってきた歴史的瞬間に期待を高めている。

 Hランプがともる度、歓声が熱を増した。序盤の猛攻で試合を決めた巨人。その中心に、阿部がいた。大台へのカウントダウンで盛り上がる周囲をよそに、主砲は普段通りに落ち着いていた。

 「勝ったのが大きい。あした(9日)も打てるように頑張ります。守備? まぐれですよ」

 まずは一回、阪神・岩貞の初球、外角のカットボールを右前へはじき返す先制打。三回には右前打でチャンスを広げ、通算2000安打まであと「4」とした。守っては四回二死一、二塁で大和の一、二塁間への打球に飛びついて一ゴロに仕留めるなど、八回の守備で交代するまで攻守に存在感を見せた。

 喜んだのはファンだけではない。長嶋終身名誉監督が球場で観戦。阿部が新人だった2001年に監督を務め、レギュラーとして起用してくれた恩人は試合後に「(阿部の状態は)最高じゃないか」と太鼓判。「今のバッティングなら、打てる可能性はある」と、10日まで本拠地で続く今カードでの偉業達成を“予言”した。

 7月下旬、阿部は野球の師でもある父・東司さん(62)から「血尿が出た」と連絡を受けた。「こんな時期だから、本当は慎之助には教えないって思っていたんだ」という東司さんに、阿部は無料通信アプリ・LINEで「無事を祈ります」とメッセージを送った。

 診察の結果、破砕すれば大事には至らない2センチの結石があったことが判明した。1日に東司さんから「心配かけたな。さあ、自分のことを楽しんで!」と伝えられ、右拳を突き上げるスタンプで返信。今は偉業達成に気持ちを集中させる。

 「本人も、だいぶ気分が乗っていると思います。何とかあと2つここで試合がありますし、そこで達成してほしいなと僕らも思いますね」。高橋監督も“Xデー”を待ち望んだ。中日と引き分けた広島に今季初めて優勝へのマジックナンバー「33」が点灯したが、暗いムードなど全くない。歴史的瞬間に花を添えるため、チームが一つになる。

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