ここから本文です

潜水調査船「しんかい2000」機械遺産に認定 神奈川

8/9(水) 7:55配信

産経新聞

 海洋研究開発機構(横須賀市)が誇る日本初の本格的な深海の有人潜水調査船「しんかい2000」が機械技術面で歴史的意義のある「機械遺産」に認定された。

 しんかい2000は平成16年の退役後、24年から新江ノ島水族館(藤沢市)で常設展示されており、同水族館では「世界のさまざまな海域で活躍したしんかい2000は深海調査と海洋開発の歴史を伝えるシンボル。ぜひ本物を目にしてもらいたい」としている。

 しんかい2000は、全長9.3メートル、幅3.0メートル、高さ2.9メートル。昭和56年に完成し、平成14年の最終潜航まで20年以上の長期間にわたり同機構の前身である海洋科学技術センターによって運用されてきた。潜航回数は1411回を数える。

 これまで相模湾の初島沖水深1100メートル付近で海底から湧き出る硫化水素を活用して化学合成を行うシロウリガイの群集発見や、沖縄トラフでは熱水噴出現象を発見するなど、日本の深海研究の進展に大きく貢献してきた。

 しんかい2000を展示している同水族館では毎年2回、当時の運航チームのメンバーにより調査機器の取りつけや交換作業などを実演する公開イベントを行っており、次回は今年12月末に実施する予定。

 問い合わせは同水族館(電)0466・29・9960。

最終更新:8/9(水) 7:55
産経新聞