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【全米プロ】松山英樹に最強包囲網 ジョンソン、マキロイが最警戒

8/9(水) 16:45配信

東スポWeb

【ノースカロライナ州シャーロット8日(日本時間9日)発】10日開幕の「全米プロゴルフ選手権」(クウェイルホローC=パー71)を前に世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(33=米国)、メジャー4勝のローリー・マキロイ(28=英国)が公式会見に臨み、強力なライバルとして松山英樹(25=LEXUS)の名前を挙げた。先週の「ブリヂストン招待」で衝撃Vを飾り、野獣の新愛称をつけられた男に対し、トップ選手たちが包囲網を形成。そんな中、静かに練習ラウンドを行った松山は“リニューアル”されたコースに警戒を強めた。

 大会公式サイトが今大会の優勝候補筆頭に挙げたことで、松山に対するマークは一層厳しいものになりつつある。世界ランクで松山に次ぐ4位のマキロイは「ヒデキは自信を深めているだろう。今大会でも彼が重要な存在になると確信している」と松山中心に大会が動いていくことを否定しなかった。

 前週は最終日を迎えた時点でマキロイも3打差の5位とV圏内(松山は2打差4位)にいた。「誰かが63か、64を出して優勝するものだと思っていた。しかし、現実はもっと劇的だった。ヒデキはここ数年、特にこの1年はすごいプレーをしている。ここで勝つ準備はできている」。想像を超えるプレーで優勝をさらった松山に改めて賛辞を贈るとともに、今大会の優勝候補に指名した。

 もちろん、マキロイも有力な優勝候補の一人。「全米プロ」では2012、14年と2勝を挙げ、さらに今週と同じクウェイルホローCが舞台の「ウェルズファーゴ選手権」で、先週の松山に負けない衝撃Vを2度飾っている。10年大会は最終日にコースレコード「62」をマークし、逆転で米ツアー初優勝。15年大会の3日目にはそれをさらに更新する「61」を出してぶっちぎった。

 今回の「全米プロ」開催に合わせ、コースは大幅な改造が加えられたが「ボクにとって、ここが快適であることには変わりない」。松山を警戒しつつも、タイトルを譲るつもりはなさそうだ。

 一方、25週にわたって世界ランク1位を維持するD・ジョンソンは「誰が迫ってきているか?」という質問に「ヒデキは素晴らしい選手だし、ジョーダン(スピース)は『全英オープン』に勝った偉大な選手だ。私の後ろにいるのは良い選手ばかり。だからこそ、今週勝つことは難しい」。今大会では意外にも公式会見が設定されなかった松山だが、世界トップは脅威に感じている。

 この日の松山は谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)とともに1番から練習ラウンドを開始し、18ホールをプレー。ラウンド後に取材に応じ、周囲の期待や注目について「何も考えていないですね。(調子が)後戻りしてるんで、いい状態に戻せるようにやるだけです」と平常心を貫いた。

 改造されたコースについては「別コースですね。全部違う。初めてだと思って臨んでいます」。もともと1、2番ホールだったスペースを524ヤードの新たな1番パー4にするなど、コースは激変。それだけでなく「グリーンもフェアウエーもラフも変わっている」とした。

 上がり3ホールは“グリーンマイル”と呼ばれる難所だが「それまでも難しいので(カギは)そこだけじゃない。チャンスホールはないと思います」。ライバルたちによる徹底マークに加え、世界一決定戦にふさわしい難コース。初のメジャー制覇に向けて松山が乗り越えなければならないものは多い。

最終更新:8/9(水) 16:45
東スポWeb