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<中国地震>旅行客ら13人死亡 四川・九寨溝

8/9(水) 11:38配信

毎日新聞

 【上海・林哲平】8日夜に中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝(きゅうさいこう)県で発生したマグニチュード(M)7の地震で、地元政府は13人が死亡し、175人が負傷したと発表した。近くの世界遺産・九寨溝は美しい湖沼地帯として中国屈指の観光地となっており、死者のうち5人は旅行客。孤立した地区に100人以上が取り残されているとの情報もあり、被害がさらに拡大する恐れもある。

 夏の旅行シーズンに入り、8日には4万人が九寨溝を訪れるなどにぎわっていた。中国メディアによると、ホテルや観光施設の一部が倒壊するなどし、下敷きになった人もいる。避難した観光客は3万2000人にのぼり、余震を恐れ路上やバスの中で夜を明かした人も多い。現地は約2000メートルの高山地帯で夜は気温10度近くまで冷え込むことから、たき火や毛布などで暖を取る人もいたという。

 同自治州では2008年に約9万人が死亡、行方不明となった四川大地震が発生。8日に記者会見した四川省地震局によると、今回の地震の震源は二つの断層帯が交わる地点にあたる。同局は今後も余震が続く恐れがあるとして注意を呼びかけている。

 中国国営の通信社、中国新聞(電子版)が伝えた四川省成都市の旅行会社の話では、同社がツアーを手配した4組30人の日本人旅行客とは全員と連絡が取れ、無事が確認されているという。

最終更新:8/9(水) 12:44
毎日新聞