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<無痛分娩事故>1月女性死亡で書類送検へ 大阪・和泉

8/9(水) 11:47配信

毎日新聞

 大阪府和泉市の産婦人科医院で1月、麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」で出産した女性(当時31歳)が死亡した事故で、適切な処置を怠ったとして大阪府警が男性院長を業務上過失致死の疑いで書類送検する方針を固めたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、女性は1月、和泉市の「老木(おいき)レディスクリニック」で脊髄(せきずい)の外側に麻酔薬を注射する「硬膜外麻酔」を受けた後に呼吸困難に陥り、意識不明となった。別の病院に搬送され、10日後に低酸素脳症で死亡した。子供は搬送前に帝王切開で生まれて無事だった。

 府警は、麻酔が効きすぎて呼吸困難になった女性に対し、院長が気道を確保するための気管内挿管など適切な処置をしなかったと判断。容体急変時に対処できる体制も不十分だったとみている。

 クリニックの代理人弁護士は毎日新聞の取材に「麻酔注射は問題なく、呼吸不全後もやるべきことはやった」と話した。

 無痛分娩を巡っては、京都府京田辺市や神戸市の産婦人科医院でも母子が死亡したり、重い障害が残ったりする医療事故が起きている。【山田毅、村田拓也】

最終更新:8/9(水) 14:53
毎日新聞