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<九州北部突風>長崎のゴルフ練習場でネット支柱9本倒れる

8/9(水) 19:03配信

毎日新聞

 九州北部で9日午前、大気が非常に不安定な状態となり、福岡・長崎両県では、漁船転覆や建物の損壊など突風によるとみられる被害が相次いだ。

 佐世保海上保安部(長崎県佐世保市)などによると、午前7時ごろ、同県平戸市の前津吉漁港の東約5キロの海上で、漁船「昭栄丸」(4.7トン)が転覆し、船長(56)ら2人が救助された。午前8時25分ごろには、福岡市の能古島沖の博多湾で、1人乗りの漁船(1.37トン)が転覆していると通報があり、船長(60)が救助された。両船長とも「強い風で転覆した」と話した。

 長崎市小江原(こえばる)5のゴルフ練習場では、9日午前7時15分ごろ、ネットを支える鉄製の支柱9本(高さ36メートル)が倒れていることに従業員が気付いた。

 打ちっ放し練習場で、ボールが場外に飛ばないようにネットを張り、支柱で支えていた。付近の住人は「急に風雨が強くなりバキバキと折れるような音がした」と振り返った。

 午前8時過ぎには、福岡市博多区須崎町の3階建ての店舗兼住宅で、3階の外壁の一部が落下。店主の松汐(まつしお)浩さん(71)は「下から吹き上げるような風があった」と語った。

 福岡管区気象台などによると、福岡地方で竜巻注意情報が一時出されたが、両県の突風は竜巻ではなく、発達した積乱雲から冷気が流れ出す「ガストフロント」による強風とみている。【峰下喜之、今野悠貴、中村敦茂】

最終更新:8/9(水) 20:22
毎日新聞