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北朝鮮、抑留カナダ人を解放 カナダ首相特使が交渉か

8/9(水) 20:59配信

朝日新聞デジタル

 朝鮮中央通信は9日夜、北朝鮮で服役中だった韓国系カナダ人牧師、林賢洙氏について「中央裁判所の9日付の判定により、人道的見地から釈放された」と伝えた。カナダのダニエル・ジャン国家安保首相補佐官が8日、トルドー首相の特使として平壌に入り、解放交渉を行ったとみられる。

 林氏は、北朝鮮で敵対行為を働いたとして無期労働教化刑で服役していた。同通信は7月14日、駐朝スウェーデン臨時代理大使が林氏と領事面会を行ったと報道。林氏がカナダ政府に対して、問題の解決に向けて努力して欲しいと求めたと伝えていた。

 北朝鮮が拘束していた外国人を巡っては、今年6月、米大学生オットー・ワームビア氏が抑留から解放された後に死亡した。専門家の間では、北朝鮮が人質外交を巡る国際的な非難を避けるために、今回の解放に踏み切ったとの見方が出ている。また林氏の健康状態が悪化していたという情報もある。北朝鮮では、今なお米国人3人と韓国人6人が抑留されている。(ソウル=牧野愛博)

朝日新聞社