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夏休みの世界遺産直撃=中国四川省の地震死者19人に、救助難航

8/9(水) 15:47配信

時事通信

 【北京時事】中国の四川省北部で8日夜発生したマグニチュード(M)7.0の地震は、夏休みで多くの観光客が訪れていた世界遺産の九寨溝を直撃した。

 地元当局は9日午後、観光客を含む19人が死亡、247人が負傷したと発表。捜索・救出活動が続いているが、道路の寸断や相次ぐ余震の影響で難航しているもようだ。

 カルスト地形の九寨溝は、標高2000~3400メートルに100以上の湖沼が広がる自然景観で内外の観光客を集めてきた。地震発生時には約4万人の観光客が滞在していたという。

 中国メディアによると、現地のホテル、インターコンチネンタル・リゾート九寨パラダイスでは、ロビーの天井が落ちて1人が死亡、4人が重傷。がれきに埋まっている人がいないか捜索が続いた。地元政府の発表では、ドライブ旅行をしていた家族3人の乗った車を巨大な石が直撃し、母親が死亡したケースもあった。

 重慶の日本総領事館によると、これまでに日本人を含む外国人が被害に遭ったとの情報はない。四川省の旅行会社大手、成都国際観光は、地震発生当時、日本人の5組、計55人が九寨溝を巡るツアーでアバ・チベット族チャン族自治州に滞在中だったことを明らかにした。同社は電話取材に対し「全員無事で、9日朝から順次、省都の成都にバスで向かった」と説明した。 

最終更新:8/9(水) 20:25
時事通信