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五輪連覇へ完成度重視=羽生、異例のリバイバル

8/9(水) 17:33配信

時事通信

 【トロント(カナダ)時事】フィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が連覇を狙う来年2月の平昌五輪へ向け、なじみのプログラムを勝負曲に選んだ。ショートプログラム(SP)はショパンの「バラード第1番」、フリーは映画「陰陽師」の「SEIMEI」。合計330.43点の世界歴代最高を出した2季前の再演で挑む。

 SP、フリーとも曲調はほとんど変えず、ジャンプの難度を上げる。SPは2種類を跳ぶ4回転の一つを得点の増す後半に入れる。フリーはループ、サルコー、トーループの3種類を5本跳び、うち三つを後半に組み込む野心的な構成。「(合計の世界歴代最高は)超えなくては」と意気込む。

 異例ともいえるリバイバル。新たな曲だとジャンプを跳ぶリズムを体になじませる時間が必要なため、「特にこの(五輪)シーズンは、そんなことをやっている時間はない。演技そのものを習熟させたい」との思いがあった。4回転争いが激しいだけに完成度をいち早く高める狙いがある。

 ブライアン・オーサー・コーチは批判的な意見も覚悟の上で、羽生の考えを即座に受け入れた。「ジャッジや皆が愛した最高傑作。魂を込められるプログラムだ。あれから2年間で進化し、さらに別次元へ引き上げられる」と言う。ルールや採点傾向を緻密に分析し、金妍児(韓国)、羽生と五輪金メダリストを育てた名将にも迷いはない。 

最終更新:8/9(水) 17:57
時事通信