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<中国地震>死者19人に 落石相次ぎ孤立地域も

8/9(水) 21:12配信

毎日新聞

 【上海・林哲平】中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州九寨溝(きゅうさいこう)県で8日午後9時20分(日本時間同10時20分)ごろ、マグニチュード(M)7の地震があった。震源の深さは約20キロ。地元政府によると、19人が死亡し、247人がけがをした。近くには美しい湖沼地帯として知られる世界遺産・九寨溝があり、犠牲者には旅行客が含まれている。相次ぐ落石による孤立地域もあるとみられ、被害の拡大が懸念されている。

 地震でホテルの一部が倒壊するなどし、旅行客らが下敷きになった。付近は標高2000メートルを超える山岳地帯で、落石による被害も大きい。中国メディアによると観光客ら13人が乗ったバスに落石が直撃。バスは川に転落し、一部の乗客が行方不明になっている。観光エリアの劇場ではがれきの下敷きになった実習生の女性が死亡した。発生当時は9万人近くが死亡、行方不明になった2008年の四川大地震をテーマにした舞台が演じられており、数百人の観客は揺れを演出の一部だと思っていたという。

 旅行シーズンに入り、九寨溝には国内外から多くの旅行客が訪れていた。9日夕までに4万5000人が被害の大きな地域から避難したという。中国国営の通信社、中国新聞(電子版)が伝えた旅行会社の話では、同社が九寨溝のツアーを手配した5組60人の日本人旅行客とガイドについて全員と連絡が取れ、無事が確認されているという。

最終更新:8/9(水) 22:49
毎日新聞