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【台風が通った後は】海面水温の劇的変化をデータでとらえる

8/9(水) 21:13配信

ウェザーニュース

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 はじめは南の海上で迷走気味だった台風5号。日本列島に大きな影響を及ぼし、日本海で温帯低気圧に変わりました。台風としては長寿記録第3位と長い間、存在した台風となります。

 実は台風5号が通過した軌跡をたどると、海面水温が劇的に変化していることがわかりました。

 このデータは7月20日から8月9日までの期間の中での海面水温を暖かなエリアと冷たいエリアにおおまかに2色に表現、および上空約5500mの15m/s以上の風を「>」の記号で表したものです。

 台風の位置は上空約5500mの渦度を黒で色付けし、示しました。渦度とは「流れの回転するありさまを表現する量」なのですが、説明が複雑になるので詳しい説明は今回割愛します。

 台風は猛烈な風によって、海面近くをかき混ぜていきながら海上を進んでいきます。

 そうすると南の暖かな海水でも、水深深くの水温の低い海水とまざって、海水面が低くなるのです。

 湯船にたまったお湯をかき混ぜて冷ますのと近いですね。

 今回の台風5号が通過した海のエリアは深くまで水温が高かったそうです。その分台風の勢力源となる水蒸気供給されてパワーアップ。

 猛烈な勢いでかき混ぜていったことがわかるデータです。

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