ここから本文です

手術を模擬体験 福医大で今井君(大島小6年) 民報創刊125周年記念事業

8/9(水) 10:00配信

福島民報

 福島民報の創刊125周年記念事業「かなえよう こどもたちの夢プロジェクトGO!GO!GO!」で、「夢応援GO!GO!GO!賞」に選ばれた郡山市の今井洸星(こうせい)君(大島小6年)は8日、福島市の福島医大で「特別研修会」に臨んだ。専門医の指導の下、胸腔鏡手術の模擬体験や顕微鏡を用いた血液細胞の観察に挑戦した。

■医師の夢一層強く
 今井君は友人の兄が白血病で亡くなったと知り、「一人でも多くの命を救う医者になりたい」と夢を抱いた。県内の小学生から寄せられた4413点の夢から、抽選で福島民報社が実現を後押しする3人に選ばれた。
 この日は母の綾子さんや福島民報社の遠藤義範常務と福島医大を訪問し、広報コミュニケーション室の松井史郎特命教授から名前が刺しゅうされた白衣をプレゼントされた。
 臨床医学の分野では医学部呼吸器外科学講座の塩豊講師、長谷川剛生学内講師の指導で本物の手術着を身に着け、胸腔鏡手術シミュレーターの操作を体験した。はさみなどの専用器具の使い方に苦戦しながらも針を通したり、抜糸したりと真剣に作業に取り組んだ。実際の手術映像も見学した。
 基礎医学の分野では病理病態診断学講座の橋本優子主任教授から血液中の細胞の種類や働き、白血病の症状などを教わった。光学顕微鏡や電子顕微鏡を操り、画面に次々と映し出される白血球や赤血球の姿に夢中で見入っていた。
 竹之下誠一理事長兼学長との懇談では、医師に求められる素質として患者の話を引き出す「聞き上手」の態度や、スタッフと協力するチームワークの大切さなどを教わり、修了証を受け取った。
 研修を終えた今井君は「模擬手術は遠近感が全然つかめず難しかったし、顕微鏡を通して見る細胞の様子は新鮮だった。実際に活躍する先生方からいろいろな話を聞いて、さらに医師になりたいと思った」と決意を新たにしていた。
 「夢応援GO!GO!GO!賞」には白河市の鈴木健太君(白河三小2年)、会津若松市の藤田佳音さん(一箕小5年)も選ばれている。

福島民報社

最終更新:8/9(水) 11:07
福島民報